交通事故で健康保険が使えないのは嘘！使うべき理由と手続きをご紹介！

Q1. 交通事故で健康保険が使えないというのは本当？

交通事故によるけがの治療では、健康保険を使うことはできない、というのは間違いです。

このことは、厚生労働省も認めています。

犯罪や自動車事故等の被害を受けたことにより生じた疾病は、医療保険各法（健康保険法、船員保険法、国民健康保険法、高齢者の医療の確保に関する法律）において、一般の保険事故と同様に、医療保険の給付の対象とされています。

出典：「犯罪被害や自動車事故等による疾病の保険給付の取り扱いについて」
（厚生労働省 平成23年8月9日）

もし病院で健康保険は使えないと言われたら、上記のように厚生労働省も認めているという旨を伝えてみてください。

Q2. 交通事故で健康保険を使うための手続きは？

交通事故によるけがの治療で健康保険を使う場合の手続きは、以下のようになります。

通常の受診時のようにただ保険証を見せるだけでは、身分確認のみに使われて終わる可能性もあります。健康保険を使いたいということをはっきり伝えるようにしましょう。

「第三者行為による傷病届」は、加入している保険組合のHPなどでダウンロードできますので、確認してみてください。

Q3. 交通事故で健康保険を使うべき理由とは？

交通事故によるけがの治療で健康保険を使うべき理由として、「被害者の方が立て替える金額が減る」ということが挙げられます。

交通事故の治療費は加害者側保険会社に負担してもらえます。

基本的には加害者側保険会社が病院に直接治療費を払うことが多いのですが、場合によっては一旦被害者の方が治療費を立て替えておく場合もあります。

そうした場合には、健康保険を使った方が立て替える金額が減り、被害者の方の負担が減るのです。

交通事故後は何かとお金の心配も多いでしょうから、後から返してもらえるお金とはいえ、立て替える金額は少ない方が助かりますよね。

Q4. 交通事故でけがをしたら弁護士に相談すべき？

交通事故に遭ってけがをした場合には、弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に相談することで、
・加害者側とのやり取りを代わりにしてもらえる
・示談交渉を代わりにしてもらえるので、被害者側の主張を通しやすくなる
・後遺症が残った場合には後遺障害等級認定のサポートをしてもらえる
というメリットがあります。

特に示談交渉と後遺障害等級認定は、受け取れる慰謝料・賠償金の金額に大きく影響します。また、専門知識や経験が結果を左右することもありますので、専門家の力を借りることは非常に大切です。

アトム法律事務所では、電話やLINEで無料相談を受け付けています。相談費用が心配な方や弁護士事務所まで出向けない方も、気軽に利用することができます。