【こども】飛び出してきた被害者に過失を認めた事例

HYS 2016年7月26日 | 幼児・こども
kodomo 4
認容額 5586万1706円
年齢 3歳
性別 男性
職業 幼児
傷病名

脳挫傷、肺挫傷等

障害名 右片麻痺
後遺障害等級 2級
判決日 平成
裁判所 岡山地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成4年4月27日午後6時50分頃、倉敷市有城45番地先市道上において発生した。加害者が車を運転中、進路前方を歩行中の被害者に自車前部を衝突させて、路上に転倒させた。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故による負傷で、195日間の入院治療を行い、退院後は608日間の通院治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故により被害者には、右片麻痺(右上・下肢運動障害、歩行障害等)、言語・知能障害等の後遺障害が残り、第2級第3号に該当すると認定された。

判決の概要

本件事故は、加害車運転者が進路前方右側の道路端に佇立している子供数人に気をとられて進行したため、その反対方向から道路を横断しようと飛び出してきた被害者に気づくのが遅れ、車を衝突させた事故について、左右の安全を確認せずに飛び出した被害者側に20%の過失相殺を認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 180万7170円
入院付添費 116万4000円
入院雑費 23万2800円
通院交通費 10万9180円
逸失利益 4318万0690円
慰謝料 2050万円
装具費 10万 4252円
通院・日常付添費 182万 4000円
将来の介助料 3275万 8020円
既払金 - 3059万 6668円
弁護士費用 500万円
過失相殺 - 2033万6023円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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