【そしゃく】後遺障害11級で認容額1千万超の事例

HYS 2016年8月5日 | 口・歯の後遺障害
file 0828 15
認容額 1432万円
年齢 23歳
性別 男性
職業 作業員兼監督
傷病名

下顎骨骨折、顔面挫創

障害名 顎運動障害
後遺障害等級 11級
判決日 平成25年2月28日
裁判所 横浜地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成19年1月20日、神奈川県内の信号機のない交差点において発生した。加害者運転の普通乗用自動車と、被害者運転の普通自動二輪車が出会い頭に衝突した。

被害者の入通院治療の経過

本件事故により被害者は、73日間の入院と、平成19年1月31日から翌年7月8日の期間に49日間通院し治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、顎運動障害に伴う咀嚼障害について、12級相当。歯牙障害について、13級5号。顔面部の線状痕について、14級10号。これらを併合して11級の認定をされた。

判決の概要

本件事故は、被害者には、一時停止標識があることから安心し、右方の安全確認をしなかった過失があるが、加害者は、一時停止標識を認識していながら、一時停止を怠ったもので、主たる責任は加害者にあるとし、過失割合を、被害者15、加害者85とした事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 631万7390円
入院付添費 47万4500円
入院雑費 10万9500円
通院交通費 7万0750円
休業損害 170万4056円
逸失利益 976万2753円
慰謝料 631万円
その他雑費 12万 6090円
既払金 - 822万 4730円
物損 12万 3792円
弁護士費用 129万5724円
過失相殺 - 374万9825円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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