【歯の障害】交差点での自動車とバイクの事故事例

HYS 2016年8月24日 | 口・歯の後遺障害
arrest 0828 2
認容額 1017万8427円
年齢 23歳
性別 男性
職業 不明
傷病名

外傷性クモ膜下出血、左頬骨・上顎骨骨折、右頬挫滅創、口腔内挫傷、上顎歯槽骨複雑骨折、歯牙完全脱臼、舌断裂、顔面挫傷、左腓骨骨折、出血性胃潰瘍、多発肋骨骨折、肺挫傷等

障害名 歯牙障害
後遺障害等級 11級
判決日 平成14年1月15日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成9年3月28日午後7時10分ころ、東京都世田谷区玉川台2丁目23番2号先交差点において発生した。本件交差点を直進進行しようとした被害者の車両と、対向方向から右折進行しようとした加害者の車両とが、出会い頭に衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故により、合計105日間の入院と、実日数63日間の通院をした。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、歯牙障害により12級3号に、外貌醜状により12級13号に、それぞれ該当するものとされ、これらを併合して11級の認定がされた。

判決の概要

本件事故は、加害者が信号の表示が黄色に変わるのをみた時点では、被害者の車両は既に本件交差点に進入していたか、少なくとも侵入する直前の状態にあったと認めるのが合理的であり、被害者の車両としては、対面信号の表示が黄色に変わったとしても、本件交差点に進入することが許されないものではなく、双方の過失割合は、被害者15対加害者85と認めるのが相当であるとした事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 256万7094円
入院雑費 13万6500円
休業損害 106万4252円
慰謝料 860万円
入通院交通費 4万 2500円
自動車教習所 32万 9410円
物損 16万 3700円
義歯製作費 127万 7056円
損害の填補 - 277万 5008円
弁護士費用 90万円
過失相殺 - 212万7077円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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