下肢切断で後遺障害4級、7870万円の賠償額に。
認容額 | 7870万5930円 |
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年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | オートバイ販売店店長 |
傷病名 | 右大腿骨頸部内側骨折、右下腿骨開放性粉砕骨折、右肩甲骨骨折、右下肢の動脈断裂等 |
障害名 | 右下肢の欠損 |
後遺障害等級 | 4級 |
判決日 | 平成9年4月25日 |
裁判所 | 大阪地方裁判所 |
交通事故の概要
平成4年10月15日午前9時30分頃、大阪府柏原市本郷5丁目8番12号先交差点において、被害者は自動二輪車を運転して交差点を直進したところ、加害者運転の右折普通貨物自動車と衝突して傷害を負った事案。
被害者の入通院治療の経過
本件事故日から3年4ヶ月間、入院治療を行った。
後遺障害の内容
下肢の欠損は足関節以上膝関節以下の欠損ではあるが、右股関節は人工骨頭となりその術後経過も芳しいものではなく、体重を支える股関節としての役割をほとんど廃していることからすれば、被害者の右下肢の障害は4級5号に準じるものであると判断された。
判決の概要
被害者の後遺障害を4級と認定した上で、加害車に対する動静不注視の過失があったとして20パーセントの過失相殺を認めた事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 338万6577円 |
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入院付添費 | 37万2000円 |
入院雑費 | 146万7600円 |
休業損害 | 1906万8747円 |
逸失利益 | 9368万7973円 |
慰謝料 | 1950万円 |
将来の義足代 | 99万 0805円 |
眼鏡代 | 2万 9973円 |
車両物損費 | 80万円 |
損害填補 | - 3873万 7010円 |
弁護士費用 | 600万円 |
過失相殺 | - 2786万0735円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。