ひき逃げ事故で左下腿部切断、賠償額8075万円に
認容額 | 8075万4294円 |
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年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員 |
傷病名 | 左下腿部切断 |
障害名 | 左下腿部切断 |
後遺障害等級 | 4級 |
判決日 | 平成17年8月9日 |
裁判所 | 福岡高等裁判所 |
交通事故の概要
平成8年10月15日に発生した交通事故の事案。
加害者が、職務質問を逃れたいという全く身勝手な理由で、あえて前照灯を消して赤信号無視をした結果、青信号に従って横断歩道を横断していた被害者に気付かず衝突し、更にその後も逃走したというものである。
被害者の入通院治療の経過
被害者は本件事故後から449日間入院治療を行った。通院期間については実日数で191日である。
後遺障害の内容
被害者は、左下腿部切断(後遺障害等級5級5号)、左大腿醜状痕(同12級相当)、右大腿醜状痕(同12級相当)及び顔面口唇下部創痕(同12級14号)等の後遺障害を残し、後遺障害等級併合4級の認定を受けた。
判決の概要
交通事故による損害賠償における将来の装具(義足)に要する費用の算定に当たり、その購入額を基礎とした上で、中間利息を控除しなかった事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 1万2449円 |
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入院付添費 | 32万5000円 |
入院雑費 | 67万3500円 |
休業損害 | 4万1854円 |
逸失利益 | 4139万4888円 |
慰謝料 | 2450万円 |
義足費 | 2065万 2260円 |
既払額 | - 1911万 0818円 |
遅延損害金 | 546万 5161円 |
弁護士費用 | 680万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。