【こども】被害者と加害者の過失が4対6の事故事例
認容額 | 2504万1265円 |
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年齢 | 7歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 小学生 |
傷病名 | 外傷性くも膜下出血 |
障害名 | 機能障害並びに体幹機能障害 |
後遺障害等級 | 7級 |
判決日 | 平成 |
裁判所 | 東京地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成5年8月20日午後3時55分ころ、東京都江東区潮見1ー14ー10先路上において発生した。被害者が、本件事故現場の南に位置する都立潮見公園からの帰宅途中に、道路を南から北に向かって横断しようとしたころ、加害者の車の右前部が被害者に衝突した。
被害者の入通院治療の経過
本件事故により被害者は、115日間の入院し、退院後は約3ヶ月間通院し治療を行った。
後遺障害の内容
本件事故による被害者の後遺障害は、左上肢及び下肢の運動麻痺による機能障害、構音障害、音声障害、記銘力低下がみられ、7級に該当する。
判決の概要
本件事故は、中央分離帯の植え込み部分から、道路を横断しようとして出てきた被害者が自動車に衝突され、傷害を負ったことから、加害者には、速度違反及び前方注視義務違反の過失があったと認めつつ、中央分離帯の植え込みの中にいる被害者を発見するのは相当程度困難であり、また、中央分離帯の植え込みから児童が出てくることは、通常予想しない事態であることなどの事情も認められ、これらの事情をも総合考慮すると、被害者と加害者の過失割合は、4対6とするのが相当であるとした事例。
認容された損害額の内訳
入院付添費 | 47万5000円 |
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入院雑費 | 29万1200円 |
逸失利益 | 3430万1851円 |
慰謝料 | 1258万円 |
歩行補助器具代 | 62万 5791円 |
入療費 | 6万 1600円 |
損害の填補 | - 616万 円 |
弁護士費用 | 220万円 |
過失相殺 | - 1933万4177円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。