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【そしゃく障害】信号無視の歩行者に75％の過失

HYS 2016年8月24日 | 口・歯の後遺障害
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認容額 1277万6474円
年齢 37歳
性別 女性
職業 派遣社員
傷病名

広汎性軸策損傷、両膝関節靭帯損傷、上下顎骨折等
障害名 そしゃく障害
後遺障害等級 6級
判決日 平成20年5月12日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成13年3月30日午前0時50分ころ、東京都品川区東中延2丁目9番12号先において発生した。被害者は、信号機により交通整理のされている横断歩道を徒歩で横断中、被害者の左側から交差点に進入してきた加害者運転の普通乗用自動車と衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故により、703日間の入院と、約4年間通院し治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、脳外傷等頭部外傷に伴う神経系統の機能・精神の障害については、軽易な労務以外の労務に服することができないものとして、第7級4号。右膝関節靭帯損傷に伴う右膝関節の可動域制限については、健側の4/3以下に制限されていることから、第12級7号。上下顎骨骨折に伴う咬合・そしゃく障害については、そしゃくに相当時間を要するものとして、第12級。顔面骨（下顎骨・頬骨）骨折後の顔面部の醜状障害については、「女子の外貌に醜状を残すもの」として、第12級14号。これらを併合して6級に該当する。

判決の概要

本件事故は、夜間、交通整理の行われている幹線道路交差点の横断歩道を歩行者信号赤にもかかわらず横断した被害者に、普通乗用自動車（タクシー）が衝突した事故につき、被害者には赤信号時に歩行していた過失があったとして、被害者の過失を75％とした事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 443万7505円
入院付添費 151万1220円
入院雑費 41万7000円
通院交通費 40万0553円
休業損害 1634万7046円
逸失利益 4449万4164円
慰謝料 1700万円
損害のてん補 - 522万 4559円
器具・装具費、転居費、自宅改修費、医師謝礼費等 150万 1881円
既払金 - 864万 4728円
弁護士費用 120万円
過失相殺 - 6066万3608円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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