交通事故後に吐き気・めまい・頭痛の後遺症が残ったら何科に行けばいいの?

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交通事故後に吐き気・めまい・頭痛の後遺症が残ったら何科に行けばいいの?

交通事故後に、吐き気に悩まされている方はいませんか?

特に、追突事故むちうちになり、その後遺症で吐き気とともにめまい頭痛に悩まされる方が多いようです。

では、もしもそうなった場合、

  • 病院何科に行けばいいの?
  • そもそも、交通事故後に吐き気・めまい・頭痛が起こる原因は?
  • 吐き気の症状が消えない場合、後遺症として認定される?

など、わからないこともたくさんありますよね。

そこで今回このページでは、交通事故で吐き気の症状が出た場合の対応について、お悩みの皆さまと一緒に見ていきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

よろしくお願いします。

交通事故の被害にあっただけでも慌ててしまうところ、後から吐き気や頭痛などの症状が現れた場合、原因やその後の対応をどうして良いのかわからず困ってしまう方も多いはずです。

しかし、適切な治療や対応をしなければ、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。

後から症状が出た場合でも、慌てず冷静に行動できるようにしておきましょう。

交通事故の数日後に、原因がわからず吐き気などの症状に悩まされている方が多くいらっしゃいます。

そのような辛い症状がある場合、原因を突き止め、適切な治療を受ける必要があります。

また、そのような症状が交通事故によるものであれば、相手側に損害賠償請求していく必要もあります。

しかし、相手側の保険会社から言われるままに示談してしまっては、慰謝料などの金額が適切ではない可能性もあります。

では、どうすれば良いのか…その点も含めて、ここから一緒に見ていきましょう。

交通事故後に吐き気・めまい・頭痛が起こる原因とは!?

交通事故の後に吐き気・めまい・頭痛が起こる原因とは!?

交通事故後の吐き気・めまい・頭痛は、むちうち原因であることが多いようですが、時にはより重い怪我が原因となっているかもしれないのです…。

吐き気の原因①むちうち

追突事故後吐き気頭痛が現れた場合、まずはむちうち原因であることが考えられます。

むちうちの病院での診断名は、頚部捻挫頚部挫傷外傷性頚部症候群などとなります。

交通事故で後ろから追突されて、頭が強制的に前に振られてしまったとします。

この時に首の筋肉は伸張しますが、頭がこれ以上前にいかないように首の筋肉が頭部を引き戻そうとする力も働きます。

その流れが首周辺の筋肉に大きな負担となり、むちうちの症状が現れることとなります。

Whiplash Injury

むちうちと言っても、重いものから軽いものまでいろいろな種類があるそうです。

頚性神経筋症候群

交通事故により、第1頸椎~第5頚椎から出ている副交感神経の働きが阻害された場合、頚性神経筋症候群となってしまいます。

具体的な症状としては、頭痛、めまい、吐き気などの他に、イライラ感やうつのような症状が現れる方もいらっしゃるようです。

バレリュー症候群

交通事故による衝撃で、首側面にある交感神経が圧迫されたり、引き伸ばされたりした場合、バレリュー症候群となってしまいます。

具体的な症状としては、自律神経失調症と似て、不眠、倦怠感、疲労感、脱力感などのほかに、発熱、食欲不振、吐き気、下痢、肩こり、頭痛、腰痛、しびれなどの症状も見られるそうです。

脳脊髄液減少症

しかし時に、頸部~肩甲部にかけてのしびれ、視覚、聴覚、嗅覚、味覚といった五感に障害が生じることもあります。

その他にも脳の機能に障害が出て、記憶、認知する能力が下がるといった症状が出ることもあるようです。

そのような重症が出るケースは、むちうちだけではなく、脊髄なども負傷している可能性があります。

それが、脳脊髄液減少症です。

軽症と重症のむちうちの違い
症状 診断名の例
軽症 頭痛、吐き気、めまい、肩こり ●頚性神経筋症候群
●バレ・リュー症候群
重症 しびれ、五感の障害、記憶など脳の障害 ●脳脊髄液減少症

むちうちで吐き気や頭痛の症状が現れるのは、全体の15~30%に及ぶと言われています。

ただし、適切な治療を受ければ、約40%程度の方は1ヶ月以内で症状の改善が見られているそうです。

脳や脊髄にも損傷が及んでいる危険性もありますので、症状が現れた場合には、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

吐き気の原因②頭部外傷

しかし、実はさらに重症な怪我を負っている危険性も考えられます。

脳震盪

まず、比較的柔らかいものとぶつかり、頭部や顎付近に長時間の衝撃(含む回転性)を受けた場合、神経伝達物質の過剰放出されることで、脳震盪となる可能性があります。

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脳震盪を起こした場合にも、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れます。

その他、意識消失健忘症状記憶力の低下といった、むちうちよりも重い症状も現れます。

脳出血

頭部に激しい外力を受けた場合には、脳出血を起こす可能性もあります。

すぐに脳内で出血があったとしても、溜まった血液が脳を圧迫して症状が出るまで多少の時間がかかることもあるそうなのです。

よって、事故のその場ではなく、後から頭痛や吐き気、めまい、他に麻痺やしびれといった症状が現れることがあるそうです。

脳挫傷

また、同じく頭部を強打した場合などに、脳組織が破壊され、脳挫傷を起こすこともあります。

その場合にも、吐き気や頭痛といった症状が現れます。

他に、半身の麻痺や感覚障害、言語障害、意識障害といった症状も現れます。

頭蓋内出血

他に、慢性硬膜下血腫などでも後から症状が現れる場合があります。

慢性硬膜下血腫は、頭の硬膜と脳の間のスペースである硬膜下に、時間をかけてじわじわと出血して、血液が溜まってしまうものです。

よって、脳出血と同様、後からふらつきや頭痛、吐き気、意識障害などが現れるそうです。

中には、頭を打ってから最大数ヶ月遅れで症状が現れることもあるということで注意が必要です。

「ただの吐き気や頭痛だからそのうち治まるだろう」といって放っておけば、取り返しのつかないことになるかもしれません…!!

事故日からしばらく経っていたとしても、おかしいと思う症状があれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

交通事故後に吐き気の症状が現れた場合、病院の何科に行けば良いの?

交通事故の後に吐き気の症状が現れた場合、病院の何科に行けば良いの?

以上、交通事故の後に吐き気などの症状が現れる原因について見てきました。

では、交通事故後、数日してから吐き気やめまい、頭痛などの症状が現れた場合、病院の何科を訪ねれば良いのでしょうか?

バレリュー症候群は何科が診断するのでしょうか?

交通事故の追突事故にあいバレリュー症候群と似た症状がでていますが整形外科がこの病名をくだすのですか?

疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いますので、ここから一緒に見ていきましょう。

むちうちが疑われる場合は「整形外科」

まず、むちうちが疑われるケースでは、病院の整形外科に行くのが良さそうです。

病院の整形外科には、レントゲンMRIといった検査機器が多くそろえられています。

交通事故後に首の痛みや吐き気などの症状がある場合には、事故の状況や症状を伝え、整形外科で精密検査をしてもらってください。

ただし、むちうちの場合、筋肉や神経などのレントゲンでは異常が見つかりにくい部位の損傷になります。

よって、レントゲンでは異常が見つからないことも多いようですが、首や腰の痛み、吐き気などの症状などを、我慢せず医師に伝えてください。

頭部外傷が疑われる場合は「神経内科」

整形外科では原因がわからなかったり、むちうち以外の頭部外傷が疑われる場合には、神経内科を受診してみてください。

神経内科では、CTMRIなどの画像診断により、脳の損傷部位を確認することができるそうです。

そして、脳の損傷が小さい場合には、そのまま神経内科で治療を続けることも可能となっています。

むちうちなのか、頭部外傷なのかわからない場合には、最初に神経内科を訪ねても問題ないかもしれません。

脳の損傷が見られない場合には、整形外科を受診すると良いでしょう。

脳の損傷が大きい場合は「脳神経外科」

神経内科での検査で、脳の損傷大きいことがわかった場合には、脳神経外科脳外科を紹介される場合もあるそうです。

もっとも、交通事故で頭を強く打った場合には、救急車で脳神経外科に運ばれることがほとんどでしょう。

脳神経外科であれば、脳や脊髄、神経といった神経系全般の疾患に対して、外科的治療法を行うことが可能となっています。

整骨院・接骨院での治療は?

ところで、首の痛みなどであれば、病院ではなく整骨院接骨院で治療を受けたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

交通事故の治療において、病院ではなく整骨院に行ってはダメなのでしょうか?

交通事故で怪我を負った場合、整骨院や接骨院だけに通院するというのは望ましくありません。

なぜなら、交通事故で怪我をした場合、病院の医師に診断書を書いてもらう必要があります。

診断書が無い場合、その後の治療費などの請求に支障をきたす恐れがあります。

また、後遺症が残ってしまった場合の損害賠償金の請求にも支障をきたす恐れがあります。

加害者側から確実に損害賠償を受けるためには、まずは必ず医師の診断を受け、診断書を作成してもらう必要があるということなんですね!

しかし、病院には後から行くとして、最初に整骨院や接骨院に行くのもダメなのでしょうか?

交通事故の直後に、当事者が怪我をしている場合、その事故は「人身事故」になります。

ただし、警察に診断書を提出しないと、「物損事故扱い」となり、怪我の治療に対する賠償を受けられなくなる可能性があります。

また、あまりにも提出が遅くなると、交通事故との因果関係を疑われて、受け付けてもらえなくなる恐れがあります。

怪我をしたことに対する損害賠償を確実に受け取るには、物損事故から人身への切り替え手続きを取る必要があります。

そしてそのためには、病院の医師による診断書を警察に提出する必要があり、あまりにも遅くなると受け付けてもらえない可能性も出てくるということなので、やはり最初は病院に行くのが良いでしょう。

その上で、交通事故の治療を整骨院で行うことにつき、医師の許可や相手側の保険会社からの了承を得ておけば、整骨院での施術を受けることも問題ないそうです。

吐き気などの後遺症が残った場合、慰謝料は請求できる?

吐き気などの後遺症が残った場合、慰謝料は請求できる?

では、治療を行ったにも関わらず、ずっと吐き気の症状が消えない場合、その症状は後遺症として認定されるのでしょうか?

そして、後遺症が残ったことに対する慰謝料を請求することができるのでしょうか?

吐き気が残っているだけでは後遺症として認定されませんが、その原因となるむちうちや頭部外傷については、認定基準を満たせば後遺症として認定されます。

なるほど。

吐き気に対してではなく、吐き気の原因となっている症状については、後遺症として認定される可能性があるのですね。

そして、後遺症として認定されれば、その認定された等級に応じて、慰謝料などの損害賠償を請求できるそうです。

ということで、ここから後遺症の等級認定について一緒に見ていきましょう。

吐き気の原因となる後遺症の等級認定

吐き気の原因となっている交通事故で負った怪我に対しては、以下のような後遺症等級が認定される可能性があるということです。

むちうち・脳脊髄液減少症の後遺症等級
症状 後遺症等級
頚部や肩甲部の局部に痛みに加え、局部から手指にかけて、痺れや重だるさなどの神経症状を残す場合 14
局部に残存する神経症状が頑固なものと医学的に証明できる場合 12
神経系統の機能または精神に障害を残し、その障害によって働くことができる仕事が相当限定されている場合 9
7
脳震盪の後遺症等級
症状 後遺症等級
就労可能な職種が相当な程度に制限される 910
労務に多少の障害を残す 1213
労務に軽微な障害を残す 149
脳挫傷で残り得る後遺症の等級
後遺症名 後遺症等級
遷延性意識障害 1
高次脳機能障害 13級、5級、7級、9
外傷性てんかん 5級、7級、9級、12
視力障害 110級、13
脳出血・頭蓋内出血で残り得る後遺症の等級
後遺症名 後遺症等級
高次脳機能障害 13級、5級、7級、9級、12級、14
身体の麻痺 13級、5級、7級、9級、12

吐き気の原因となる後遺症に対する慰謝料

そして、それぞれの等級に応じて、後遺症慰謝料の金額が決まっているということでした。

その前に、慰謝料には3つの基準があるってご存知でしたか?

慰謝料増額に向けて知っておきたい基礎知識~3つの慰謝料相場の基準~

実は慰謝料には、

  • 自賠責保険に請求する場合
  • 任意保険会社が提示する場合
  • 弁護士が相手側や保険会社に請求する場合

の3つの基準が存在しているそうなのです。

慰謝料金額の基準
自賠責基準 任意保険基準 弁護士基準
内容 交通事故被害者が最低限の補償を受けるためのもの 営利企業の保険会社が支払うもの 弁護士を付けて裁判や相手側との示談をする場合に用いられるもの
金額 金額は低め 自賠責基準よりは高いが、金額は低め 自賠責基準や任意保険基準よりも高い

3つの基準における後遺症慰謝料の相場

そして、それぞれの基準ごとの後遺症慰謝料の相場について、以下の表に示しました。

等級ごとの後遺症慰謝料(単位:万円)
後遺症等級 自賠責基準※1 任意保険基準※2 弁護士基準
1 1100
1600
1300 2800
2 958
1163
1120 2370
3 829 950 1990
4 712 800 1670
5 599 700 1400
6 498 600 1180
7 409 500 1000
8 324 400 830
9 245 300 690
10 187 200 550
11 135 150 420
12 93 100 290
13 57 60 180
14 32 40 110

※1 被扶養者がいる場合や要介護の場合には金額が異なるケースがある。

  ()内は要介護の場合の金額。

※2 旧任意保険支払基準による。

一目瞭然ですが、しっかりとした補償を受けるためには、弁護士基準での慰謝料を受け取るべきですよね。

しかし、被害者ご本人だけで保険会社と交渉しても、低い示談金しか提示してもらえないことがほとんどということです。

一方、加害者が任意保険に入っている場合には、弁護士に依頼して交渉してもらうと、弁護士基準の慰謝料を回収できることがほとんどです。

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以上、交通事故による吐き気原因や行くべき病院慰謝料の相場などについて理解を深めていただけたでしょうか。

しっかりとした損害賠償を受け取るためには、弁護士に相談した方が良いかも…と思われた方もいらっしゃるはずです。

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最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、交通事故による吐き気の後遺症でお悩みの方に一言アドバイスをお願いします!

まずは、病院で適切な診断を受け、じっくり療養し、お大事になさってください。

それでも残念なことに吐き気の原因となる後遺症が残ってしまった場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

なぜなら、日常生活に支障が及ぶような後遺症が残るような場合、適正な金額の補償を受けるべきだからです。

しかし、保険会社から示談金を提示され、書類にサインしてしまうと、あらためて慰謝料などを請求することは極めて困難になります。

そうなる前に、ぜひ弁護士無料相談を活用してみてください。

面倒な手続きや交渉などのお力にもなれるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後までお読みいただけた方には、

  • 交通事故で吐き気が起こる原因
  • 交通事故吐き気や頭痛、めまいがあるときは病院の何科に行けば良いのか
  • 吐き気の症状が消えない場合、後遺症として認定されるのか

などについて、理解を深めていただけたのではないかと思います。

また、適正な慰謝料を獲得するために、弁護士に相談した方が良いと感じた方もいらっしゃるでしょう。

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また、このホームページでは、交通事故の後遺症に関するその他関連記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください!

交通事故後の吐き気についてのQ&A

交通事故後に吐き気などが起こる原因って?

交通事故後にみられる吐き気は、主に①むちうち②頭部外傷などが原因となっています。むちうちは、追突された衝撃によって首まわりの筋肉や神経に大きな負担がかかることで起こります。頭部外傷など直接頭部に衝撃を受けた場合は、「脳震盪」「脳出血」「脳挫傷」「頭蓋内出血」によって吐き気を感じることがあります。 交通事故後の吐き気の原因

吐き気の症状が現れたら何科に行くべき?

交通事故によって吐き気が起きた場合、「整形外科」か「神経内科」のどちらかを受診します。むちうちの可能性である場合は「整形外科」、頭部に外傷がある場合は「神経内科」を受診しましょう。どちらかわからなければ、神経内科を受診しましょう。もし神経内科での診察で脳の損傷がひどかった場合は、脳神経外科・脳外科を紹介されることがあります。 吐き気の症状に対する病院の選び方

吐き気が残っていれば慰謝料は請求できる?

吐き気自体は、慰謝料がもらえる後遺症としては認定されません。しかし、むちうちや頭部外傷など吐き気の原因となっている症状があった場合には、それらが後遺症として認められる可能性があります。後遺症として認定されれば、後遺症の等級に基づいて慰謝料などの損害賠償が請求できます。 事故による吐き気への慰謝料請求の可能性

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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