20代男性、低髄液圧症候群を発症。賠償額2854万円認定

ISKW 2016年6月9日 | 脊髄損傷
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認容額 2854万6249円
年齢 26歳
性別 男性
職業 営業(MR資格・医薬品に関する業務)
傷病名

頭痛(起立性頭痛),頸部痛,めまい,吐き気,耳鳴り,倦怠感,視機能障害

障害名 低髄液圧症候群
後遺障害等級 9級
判決日 平成26年12月4日
裁判所 さいたま地方裁判所

交通事故の概要

平成20年7月8日午前8時頃、国道17号線上において発生した。
被害者は会社の車に乗車し、赤信号のため停止していたところ、後方から加害者の軽自動車に追突された。被害者は、衝突直前にキュルキュルという音を聞いたあと、突然後ろからどんという衝撃を感じて、体が前のめりになり、その反動でシートにたたきつけられた。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故12日後に、78日間の安静入院となった。退院後は約半年間通院治療を行ったが、検査入院のため再び3日間入院をした。

後遺障害の内容

被害者の後遺障害として9級10号「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」に相当すると判断された。

被害者の事故後の経過

被害者は本件事故12日後に、78日間の安静入院となった。退院後は約半年間通院治療を行ったが、検査入院のため再び3日間入院をした。

判決の概要

本件事故の外傷により髄液漏れが生じ、低髄液圧症候群を発症したと判断するなどして、被害者の請求を一部認容した事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 223万7760円
入院雑費 16万5000円
通院交通費 59万2140円
休業損害 1281万6253円
慰謝料 2263万7541円
素因減額 - 1318万 4608円
損害填補 - 480万 7836円
弁護士費用 259万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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