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【こども】後遺障害1級認容額1億6千万円超の事例

HYS 2016年8月12日 | 幼児・こども
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認容額 1 億 6479万4729円
年齢 8歳
性別 男性
職業 小学生
傷病名

脳挫傷、外傷性クモ膜下出血、頭蓋底骨折、肋骨骨折、肺挫傷、右鎖骨骨折、右第二枝胸骨骨折、右肩間接脱臼、血気胸、脳幹部損傷、呼吸不全、外傷性水頭症
障害名 両下肢完全麻痺
後遺障害等級 1級
判決日 平成12年1月21日
裁判所 横浜地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成5年4月20日午前8時6分ころ、神奈川県鎌倉市材木座5丁目5番27号先Ｔ字型交差点において発生した。加害者は、自動二輪車を運転し、九品寺方面（東）から海岸橋方面（西）に向かい本件交差点を通過しようとした際、横断歩道を歩行横断中の被害者に自車を衝突させ、跳ね飛ばしてブロック壁に激突させた上、路上に転倒させ、傷害を負わせた。

被害者の入通院治療の経過

本件事故により被害者は、508日間の入院と実日数5日間の通院を行った。

後遺障害の内容

被害者は、本件交通事故により、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋底骨折等の重傷を負い、生死の境を彷徨った後、症状固定とされたものであるが、後遺障害等級第1級の重度意識障害の後遺障害を残してしまった。

判決の概要

本件事故は、裁判所は、加害者は不法行為責任・車両保有者としての損害賠償責任があるとした上で、被害者は植物状態とは言い得ないとし、平均余命を75歳とし、労働能力喪失率100％等として逸失利益等の損害額を算出し、被害者には過失は認められないとした事例。

認容された損害額の内訳

将来介護費 1 億 1600万8123円
逸失利益 3674万3506円
慰謝料 2800万円
傷害にかかる損害 604万 3100円
損害の填補 - 3000万 円
弁護士費用 800万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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