【歯の障害】後遺障害11級を負った事故の事例
認容額 | 1479万1700円 |
---|---|
年齢 | 22歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員 |
傷病名 | 顎骨骨折、下唇貫通創、歯槽骨骨折、全身打撲、下唇肥厚性瘢痕 |
障害名 | 歯牙障害 |
後遺障害等級 | 11級 |
判決日 | 平成17年12月21日 |
裁判所 | 東京地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成13年12月28日午後3時10分ころ、横浜市内の路上において発生した。加害者の車両が、前記場所において、進路を反対方向に変更(Uターン)するため、いったん走行車線左側にある学校の正門前の空き地に左折進入し、右方向に反転しながら再度道路に進入して、そのまま右折進行して反対車線に進入しようとしたところ、後方から走行車線を直進走行してきた被害者運転の普通自動二輪車の前部に、右側面部が衝突した。
被害者の入通院治療の経過
被害者は本件事故により、33日間の入院治療と、実日数70日間の通院治療を行った。
後遺障害の内容
被害者の本件事故による後遺障害は、歯牙障害について「7歯以上に対し歯科補てつを加えたもの」として12級3号に該当、外貌の醜状障害について「男子の外ぼうに著しい醜状を残すもの」として12級13号に該当、これらを併合して11級適用との認定を受けた。
判決の概要
本件事故は、加害者が運転進路を反対方向にUターンしようとして、後方から走行車線を直進走行して来た被害者運転のバイクとの衝突事故につき、事故の態様、過失の程度等を考慮すると、被害者に過失相殺すべき事由があるとまではいえないとした事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 744万4501円 |
---|---|
入院雑費 | 4万9500円 |
通院交通費 | 5万0060円 |
休業損害 | 376万3391円 |
慰謝料 | 767万1550円 |
損害のてん補 | - 552万 7302円 |
弁護士費用 | 134万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。