飲酒運転への好意同乗をし咀嚼障害を負った事故事例
認容額 | 1241万8549円 |
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年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | ホステス |
傷病名 | 頭部外傷、外傷性くも膜下出血、顔面・口唇裂傷、左耳介の欠損、左閉瞼障害、左橈・尺骨骨幹部骨折、右示指・中指屈筋腱損傷 |
障害名 | そしゃく障害 |
後遺障害等級 | 6級 |
判決日 | 平成20年2月13日 |
裁判所 | 名古屋地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成13年4月25日午前4時00分ころ、名古屋市中区栄4丁目21番14号先路線上において発生した。被害者は加害者運転の自動車に同乗していたところ、直進した丙川車と右折してきた加害者の車とが衝突した。
被害者の入通院治療の経過
被害者は本件事故により、38日間の入院をし、退院後約2年に渡り通院治療を行った。
後遺障害の内容
本件事故による被害者の後遺障害は、頭部外傷後の症状につき後遺障害等級9級10号に、左顔面瘢痕については後遺障害等級7級12号に、そしゃく障害、開口障害については後遺障害等級12級に、味覚障害については後遺障害等級14級に、流涙障害については後遺障害等級14級に該当し、これらの後遺障害は併合6級となると認定された。
判決の概要
本件事故は、交通事故により、事故車に同乗していた女性が傷害を負った場合に、被害者は運転者が飲酒をしていることを認識しており、かかる運転者の運転する車両に同乗していることなどから、運転者の被害者に対する全損害額の1割5分を減額するのが相当であるとされた事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 404万6256円 |
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入院付添費 | 20万9000円 |
入院雑費 | 4万9400円 |
休業損害 | 742万1266円 |
逸失利益 | 3593万4382円 |
慰謝料 | 1230万円 |
好意同乗減額 | - 899万 4046円 |
既払金 | - 3939万 7709円 |
弁護士費用 | 85万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。