後遺障害11級の交通事故慰謝料|1626万円の判例を弁護士が解説

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弁護士事務所の掲載順と弁護士の力量とは無関係です。相性を考慮して、ご自身に合った弁護士をお探しください。

後遺障害11級の交通事故慰謝料|1626万円の判例を弁護士が解説

このページでは、後遺障害11級の判例についてご紹介します。

もし突然の交通事故で後遺症が残ってしまったら、被害者の方は生活や仕事に影響が出てしまうのではないかと心配になりますよね。

今後のことを考えると、慰謝料や示談金はどのくらい支払われるのか気になるかと思います。

この判例では、事故によって11級の後遺障害が残り、総額1626万円の損害賠償金が認められました。

金額の算定においてどのような点がポイントになったのか、弁護士の先生の解説とともに見ていきましょう。

法律的な部分の解説は、テレビや雑誌でもおなじみの岡野武志弁護士にお願いしています。

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

よろしくお願いします。

これまで事務所で取り扱った実例と、裁判所が判断した判例にもとづいて、しっかりと解説していきたいと思います。

それではまず、交通事故の内容から見てみましょう。

障害等級11級(男・症状固定時28歳)損害額1626万6121円の判例

障害等級11級(男・症状固定時28歳)損害額1626万6121円の判例

こちらは、岡山地方裁判所の判決、平成19年(ワ)第740号事件です。

この事故での主な怪我の内容は、頚椎捻挫となります。

交通事故の基本情報

事故の内容は「加害車が雨でスリップし、非常帯の壁に激突した反動で後続の被害車に衝突した。」というものです。

まとめ
交通事故の基本情報は?
属性 航空機燃料補給業
性別
年齢 症状固定時28歳
事故の内容 加害車が雨でスリップし、非常帯の壁に激突した反動で後続の被害車に衝突した。
傷害の内容 頚椎捻挫、右第五指突き指
後遺障害等級 11級相当(難聴)
入院 23日

被害者は事故によって難聴の後遺障害残ってしまったようです。

判例で認められた賠償金・慰謝料

それでは、認められた損害額を見てみましょう。

まとめ
判例で認められた賠償金・慰謝料は?
損害総額 1626万6121円
うち慰謝料 540万円
うち休業損害 0円
うち逸失利益 1005万8551円

損害総額は1626万6121円でした。

ざっくりまとめると…

被害者の損害額は総額1626万6121円になりました。

慰謝料としては、入院・通院に対する慰謝料が120万円、後遺障害の慰謝料が420万円認められました。

逸失利益は、就労を含む日常生活で支障がないとはいえないことから労働能力喪失率は20%が認められ、労働能力喪失期間としては67歳までの39年が認められました。

弁護士による解説

弁護士先生、こちらの男性は事故による聴力の低下で後遺障害11級相当が認められたようです。

この判例のポイントはどのような点になりますか?

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

本件の被害男性は、事故後に給料の減少はありませんでしたが、今後将来的に難聴に伴う昇給への支障を考慮して、67歳まで20%の労働能力喪失率が認められました。

減収がなくても、将来的な不利益を考慮して裁判所は判断する傾向にありますので、諦める必要はないでしょう。

交通事故の慰謝料の計算方法をおさらい

交通事故の慰謝料の計算方法をおさらい

はじめての慰謝料計算

交通事故の慰謝料の計算方法、よく分からないですよね。

ポイントを整理すると、

保険会社が提示する慰謝料と、弁護士や裁判所が認定する慰謝料は、大きく異なる。

法律的に正しい慰謝料は、弁護士や裁判所が認定する慰謝料の方。

正しい慰謝料を請求するためには、法的な手続きを利用する必要がある。

の三点が重要です。

慰謝料の計算方法については、このページがよくまとまっています。

記事の構成は、

弁護士介入後に慰謝料が増額する理由

交通事故被害者の慰謝料はどのようにして決まるの?

慰謝料よりも高額な「逸失利益」とはどういうもの?

となっています^^

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また、慰謝料自動計算機(計算ソフト)を使うと、慰謝料の計算が5秒で完了して便利です。

計算ソフトの利用をおすすめするのは、

保険会社と話し合う前に、自分の慰謝料の概算を知りたい

保険会社から提示されている金額が、法律的に正しいかどうか知りたい

相手方に請求できる(または相手方から請求される)慰謝料の金額を知りたい

といった人たちです。

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保険会社から低い金額を提示されている場合は、素人の知識不足に漬け込んで騙されている可能性があります。

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後遺障害11級の慰謝料計算の特徴は?

11級の慰謝料を計算するにあたって、ポイントとなる点はありますか?

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

一口に11級と言っても各号ごとに症状は様々ですが、原則として慰謝料は等級に応じて定められ、11級の場合、裁判基準では420万円となっております。

特に争いになりやすいのは逸失利益の項目であり、11級4号の歯科補綴や11級7号の変形障害の場合、仕事には支障がないとして、逸失利益を保険会社が否定してくることも多いです。

また、11級の場合、自賠責基準では計算の基礎となる労働能力喪失率を20%としていますが、実際にはそこまでの仕事への支障がないとして、保険会社が自賠責基準よりも低く主張してくることもあります。

そのような場合には、職務内容や職務にどのような支障が出ているかを具体的に主張する必要があることがポイントです。

ただし、以上のポイントは一般的な話であり、ご紹介した裁判例のように、事故に遭われた方の事情は様々ですので、それによって妥当な金額も異なります。

そこでまずは弁護士等の専門家に相談してみることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

後遺障害11級の交通事故慰謝料について、弁護士の岡野先生と一緒にお送りしました。

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