交通事故で手術したら入院慰謝料はいくら?弁護士が徹底解説!

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交通事故で手術したら入院慰謝料はいくら?弁護士が徹底解説!

交通事故の被害に遭った場合、複雑骨折などの大ケガを負い、手術が必要となるケースも少なくないハズです。

https://twitter.com/ginnchiko/status/902617217388371968

手術をすればそれなりに費用もかかりますし、日常生活に復帰できるまでにも時間がかかってしまいますよね。

その分の補償はしっかりと受け取らなければなりません!

実際、手術を受けた場合には、辛い入院生活を補償するための慰謝料が支払われることになります。

しかし、

  • 手術が必要な入院の場合、慰謝料金額はただ入院するだけよりも増えるの?
  • 保険会社から提示された示談金にOKして良いのだろうか…?
  • 適正な慰謝料の相場とは?

など、わからないことも多く、不安が尽きませんよね…。

早く不安を取り除いて、ケガの治療に専念したいと思っている方がほとんどのハズです。

そこでこのページでは、交通事故で手術した場合の慰謝料について、不安を抱えている皆様と一緒に勉強していきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

よろしくお願いします。

入院慰謝料の計算には、例外ルールなどもあり、ご自身だけの判断では適正な慰謝料を受け取れない可能性もあります。

これまで、多くの交通事故慰謝料に関する相談を受けてきました。

その経験に基づき、具体例も交えながら、わかりやすく解説していきたいと思います。

交通事故の被害に遭うだけでもショックが大きいのに、手術も必要となれば、その恐怖や不安は計り知れません…。

https://twitter.com/Kuga_79/status/910287133625090048

その分、適正な慰謝料を受け取るために、交通事故による手術に対する慰謝料について知識を身に着けておきましょう!

手術をしてもしなくても入院慰謝料の金額は変わらないってホント!?

手術をしてもしなくても入院慰謝料の金額は変わらないってホント!?

入院慰謝料の基準は「入院期間」

入院慰謝料は、ケガの種類や程度ではなく、入院期間に応じて相場が決まっているという話を聞きました。

より詳しくは、こちらの記事でも紹介されているので、ご覧になってみてください。

しかし、手術で入院した場合、普通に入院するよりも辛い思いをするハズです…。

それでもやはり、慰謝料は変わらないのでしょうか。

手術を行った場合でも、基本的には入院期間に応じて慰謝料の相場が決まっています。

やはり、入院慰謝料に一番影響するのは入院期間ということなのですね。

とはいえ、手術が必要なほどのケガを負った場合には、入院期間が長くなるケースがほとんどだと思います。

よって、結果としては慰謝料の金額は高くなりますね。

適正な慰謝料獲得に向けて知っておきたい慰謝料の基準

ところで、慰謝料の相場といっても、実は3つの基準があるんだそうです。

慰謝料には、

  • 自賠責保険に請求する場合
  • 任意保険会社が提示する場合
  • 弁護士が相手側や保険会社に請求する場合

の3つの基準が存在しています。

自賠責基準

自賠責保険会社の慰謝料とは、自賠法に基づく省令により設定されているものです。

自賠法は、交通事故の被害者が最低限の補償を受けるためのものであり、その金額は低く設定されています。

任意保険基準

保険会社でも、任意保険会社による慰謝料基準も存在しています。

ただし、任意保険会社は営利企業のため、加入者を増やすために保険料を安く設定しています。

その分、被害者の方に支払う慰謝料も少ない金額で済ませたいと考えているハズですよね…。

よって、自賠責の基準よりは高いものの、慰謝料の金額は少ないことが多いということです。

弁護士(裁判所)基準

保険会社の基準と検証して、最も高い基準となっているのが、裁判所や弁護士の基準です。

これは、裁判を行った場合や相手側と示談をする場合に用いられるもの。

日弁連交通事故相談センター東京支部による「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準」=通称「赤い本」に掲載されている基準のことです。

ただし、自分ひとりで裁判を起こし、相手側と争うのは、どう考えても難しいですよね…。

よって、高額の慰謝料を獲得するためには、弁護士に依頼をして示談や裁判を行うことが必要ということになるのです。

慰謝料金額の基準
自賠責基準 任意保険基準 弁護士基準
内容 交通事故被害者が最低限の補償を受けるためのもの 営利企業の保険会社が支払うもの 裁判や相手側との示談をする場合に用いられるもの
金額 金額は低め 自賠責基準よりは高いが、金額は低め 自賠責基準や任意保険基準よりも高い

実際の入院慰謝料相場を見てみよう

3つの基準がわかったところで、実際の入院慰謝料の金額を見てみましょう。

まず、自賠責保険では、日額4200円の入院慰謝料が支払われます。

任意保険基準と弁護士基準では、入院期間に応じて、以下の表のようになっているようです。

入院慰謝料の相場(一部抜粋)
経過月数 任意保険基準 弁護士基準 任意保険基準との差額
1ヶ月 25.2 53 +27.8
2ヶ月 50.4 101 +50.6
3ヶ月 75.6 145 +69.4
4ヶ月 95.8 184 +88.2
5ヶ月 113.4 217 +103.6
6ヶ月 128.5 244 +115.5
7ヶ月 141.1 266 +124.9
8ヶ月 152.5 284 +131.5
9ヶ月 162.5 297 +134.5
10ヶ月 170.1 306 +135.9
11ヶ月 177.7 314 +136.3
12ヶ月 184 321 +137
13ヶ月 189 328 +139
14ヶ月 192.8 334 +141.2

※1 単位:万円

※2 旧任意保険支払基準を参照

おわかりいただける通り、保険会社の基準弁護士基準では、大きながあることがわかりますね。

これはぜひ、弁護士基準の慰謝料を受け取るべきです!

しかし、被害者の方ご本人でいくら頑張って交渉しても、保険会社から弁護士基準の慰謝料を支払ってもらうことは不可能なのだそうです…。

でもそこで諦めないでください!!

弁護士に依頼すれば、弁護士基準の慰謝料を獲得し、慰謝料を大幅に増額できる可能性が非常に高いです。

ぜひ一度、相談することを検討してみてはいかがでしょうか。

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ここまでで、自分の事故ではどれほどの慰謝料が受け取れるものなのか…。

弁護士に相談する前に知りたいと思った方も多いのではないでしょうか。

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入院期間に応じた慰謝料から増額されるケース

入院期間に応じた慰謝料から増額されるケース

ケース①重傷を負って手術した場合

それにしても、

  • 普通のケガで入院した場合
  • 手術を受けて入院した場合

の慰謝料が同じということには納得できない!という意見もやはり多いのではないでしょうか。

ケガの場所程度により、重傷事例と判断されれば、一般的な相場よりも増額して慰謝料が認められることがあります。

手術が必要なケガの場所や程度によって、重症であると認められれば、慰謝料の相場から増額してもらえることがあるということで納得できました。

一般的には、通常の入院の場合と検証して、2割~3割程度の増額が期待できるようです。

手術を要する重傷事例の入院慰謝料
経過月数 慰謝料相場
1ヶ月 63.6~68.9
2ヶ月 121.2~131.3
3ヶ月 174~188.5
4ヶ月 220.8~239.2
5ヶ月 260.4~282.1
6ヶ月 292.8~317.2
7ヶ月 319.2~345.8
8ヶ月 340.8~369.2
9ヶ月 356.4~386.1
10ヶ月 367.2~397.8
11ヶ月 376.8~408.2
12ヶ月 385.2~417.3
13ヶ月 393.6~426.4
14ヶ月 400.8~434.2

※ 単位:万円

ただし、これについても、保険会社は簡単には慰謝料の増額を認めてくれるワケではないようです。

重症事例に対する慰謝料を支払ってもらうためには、弁護士に依頼し、裁判を起こす必要があるということでした。

ケース②手術で極度の苦痛を受けた場合

ところで、手術は受けたけれど、仕事の都合などで早期退院せざるを得ない方もたくさんいらっしゃるハズです。

辛い手術を受けたにも関わらず、やむを得ず退院して、慰謝料が入院期間に応じて減額されてしまうのは不公平ではないでしょうか!?

複数回に及ぶ手術や、麻酔なしでの手術など、極度の苦痛を受けた手術受けた場合には、入院期間に関係なく、慰謝料が増額される可能性があります。

麻酔なしの手術!?

それはお金をもらっても受けたくないですが…。

しかし、実際に交通事故に遭うと、麻酔なしでの手術もあり得るようです…。

私の場合、中型バイクで事故に遭い 足首の 2/3を断絶し、骨が見えて居ました。

残念な事に、意識がしっかりしており 病院で麻酔を打ってみたのですが、、、

肉が繋がって居ないもので、麻酔が虚しく キズ口から全て流れ出てしまい。。。

チョット ぐちゃぐちゃ気味な傷口を麻酔ナシで切り取りまして、キズ口をきれいに切りそろえてから縫われました。

痛いと言っても止めてくれませんし、最悪なのは 最後まで気絶をしなかった事です。

…想像するだけで辛いです。

重傷事例における慰謝料の増額は、あくまでも入院期間に応じた増額幅でした。

しかし、以下のようなケースでは、入院期間にかかわらず、慰謝料の増額を認めてもらえることがあるということです。

入院慰謝料の特別増額理由
  • 生死を彷徨う状態が継続した場合
  • 麻酔なしでの手術など、極度の苦痛を受けた場合
  • 複数回に及ぶ手術を受けた場合

これについては、弁護士に相談すれば、入院期間ではなく、苦痛の度合いに応じた慰謝料を獲得できる可能性が高まります。

非常に辛い手術を受けられた方は、ぜひ弁護士に相談してみてください。

交通事故に強い弁護士に依頼しよう!

以上より、適正な慰謝料獲得に向けては、弁護士に相談した方が良いということでした。

しかし、弁護士であれば誰でも良いというワケではありませんよね。

手術するなら、腕の良い医者にお願いしたいのと同じです。

では、誰に頼めば良いのか…それは、交通事故の弁護に強い弁護士です!

交通事故に強い弁護士であれば、入院中にどれくらい辛い思いをしたのかを丁寧に聞き取り、少しでも慰謝料を増額できるようにしてもらえるハズです。

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しかし、交通事故に強い弁護士に依頼したいと思っても、知り合いに弁護士がいるワケでもないし、誰に頼めば良いのかなんて見当もつきませんよね。

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それでもやはり弁護士費用が心配という方は、こちらの記事もご覧になってみてください。

交通事故の弁護士費用についてまとめられています。

最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、手術をした場合の慰謝料についてお悩みの方に一言アドバイスをお願いします。

交通事故の被害に遭われ、手術が必要なほどのケガを負い、さらに保険会社との交渉で辛い思いをされていることと思います。

そんなときは、迷わず弁護士に相談することをおすすめします。

なぜなら、辛い思いをした分、適正な金額の補償を受けるべきだからです。

しかし、保険会社から示談金を提示され、書類にサインしてしまうと、あらためて慰謝料などを請求することは極めて困難になります。

そうなる前に、ぜひ弁護士無料相談を活用してみてください。

面倒な手続きや交渉などのお力にもなれるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

このページを最後までお読みの方は、

  • 交通事故手術をした場合の慰謝料の相場
  • 入院期間に応じた慰謝料から増額されるケース

などについて、理解を深めていただけたのではないかと思います。

しかし、まだわからない点が残っているという方もいらっしゃるかもしれません。

自宅からすぐに弁護士と相談したい場合は、弁護士にスマホで無料相談できる窓口は今すぐ利用可能です!

そうではなく、やっぱり直接会って話がしたいという場合は、全国弁護士検索を使って弁護士を探してみてください。

また、このホームページでは、交通事故の慰謝料に関する関連記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてください!

皆さまのお悩みが早く解決するよう、お祈りしています。

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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