交通事故を弁護士に依頼するメリット|デメリットやリスクはないの?
交通事故にあってしまったとき、弁護士さんに依頼するメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
弁護士さんに依頼すると弁護士費用が発生してしまいます。
今回は、どのような場合に弁護士さんに依頼したらよいのかまとめてみました。
目次
交通事故を弁護士に依頼するメリット。慰謝料等が増額しなければ報酬0円のワケは!?
不運にも交通事故被害に遭ってしまった被害者にとって、相場水準での慰謝料や賠償金を得るだけでも骨が折れるのが現実だ。
保険会社と自力で交渉してみても、納得のいかない慰謝料や示談金額しか提示されないと嘆いている被害者の方も多いだろう。
このような悩みのもと、交通事故を弁護士に依頼するメリットを詳しく知りたいというニーズは大きいようだ。
交通事故を弁護士に依頼するメリットとして最も重要な点は、慰謝料・示談金が間違いなく増額するケースが多いことだ。
交通事故分野は特殊な世界だ。保険会社は被害者本人には相場水準を大幅に下回る示談金しか提示しない。しかし、弁護士が介入するとたちまち相場水準に近い金額まで慰謝料や示談金を大幅に増額してもらえるという実務が存在する。
弁護士事務所の中には、慰謝料や示談金の増額がなければ報酬0円という思い切った広告を打ちだすところもある。
弁護士事務所がこのような広告を打てる理由は、弁護士が介入するとほぼ間違いなく示談金が増額する(すなわち弁護士報酬0円になる事態は想定しにくい)からなのだ。
まとめ表
弁護士なし | 弁護士あり | |
---|---|---|
保険会社の示談金提示額 | 相場水準の5~6割程度 | 相場水準の9~10割まで増額 |
弁護士に依頼した結果デメリットを負うことも!?
交通事故の示談交渉を弁護士に依頼すると、慰謝料や示談金額がほぼ間違いなく増額するメリットがある。しかし、どのような事案でも弁護士に依頼した方がいいとはいえない。
弁護士に依頼すると、必ず弁護士費用を支払う必要があるからだ。慰謝料などが弁護士に依頼した結果増額しても、その増額幅より弁護士費用が上回る事態になると、一気に弁護士に依頼するメリットが相殺され、金銭的にはデメリットになってしまうのだ。
そのため、物損事故や軽傷の人身事故の被害者は、弁護士に依頼する場合、費用倒れのリスクがあることもある。
ただし、被害者本人やその家族が弁護士費用特約に加入している場合は例外だ。弁護士費用特約があれば、どんな小さな交通事故案件でも、保険会社から相当な額の弁護士費用を支給してもらえるからだ。
弁護士費用特約の使い方は、以下の動画でも弁護士がわかりやすく解説している。
つまり、弁護士に依頼するメリットを生かせる場面は、重傷の人身事故の場合か、弁護士費用特約に加入している場合の2パターン考えられるということだ。
まとめ表
弁護士費用特約なし | 弁護士費用特約あり | |
---|---|---|
物損事故 | 弁護士のメリットなし | 弁護士のメリットあり |
軽傷の人身事故 | 弁護士のメリットなし | 弁護士のメリットあり |
死亡・重傷の人身事故 | 弁護士のメリットあり |
後遺障害認定前に弁護士に依頼した方がメリットが大きい!?
交通事故による怪我の治療のかいなく後遺障害が残ってしまった被害者の場合、弁護士に依頼するメリットはより鮮明になる。
単に慰謝料や示談金が弁護士基準にまで増額するというだけにとどまらず、適切な後遺障害等級を認定してもらえる可能性が高まるメリットがあるからだ。
後遺症が残る被害者であっても、交通事故の後遺障害等級が認定されない例は非常に多い。いったん後遺障害で無等級の判断がされてしまうと、この結果を覆すのは弁護士でもかなり難しいようだ。
後遺障害認定の手続を行う以前から弁護士に認定サポートを依頼すれば、無等級だったはずが等級認定されたり、等級がより上位にアップしたりする可能性が高まるのだ。
後遺障害等級の獲得は、最終的には慰謝料や示談金額の大幅増額につながる。適切な後遺障害が認められるか否かで示談金額は雲泥の差になるのだ。
重傷の人身事故被害に遭った被害者は、特に弁護士に依頼した方がいいだろう。
まとめ表
弁護士なし | 弁護士あり | |
---|---|---|
後遺障害の認定前 | 無等級 | 等級認定獲得 |
実際より低い等級の認定 | より上位の等級認定獲得 | |
後遺障害の認定後 | 無等級または低い等級 | 弁護士でも認定を覆すのは難しい |
交通事故の解決を弁護士に任せたい
24時間スマホで無料相談予約するなら
いかがだったでしょうか?
この記事をお読みの方には、「交通事故を弁護士に頼むメリットとデメリットを検証してみた」というテーマに関して、理解を深めていただけたのではないでしょうか。
記事に関連して、もっと知りたいことがある方は、本記事を監修したアトム法律事務所が提供するスマホで無料相談がおすすめです。
こちらの弁護士事務所は、交通事故の無料電話相談を24時間365日受け付ける窓口を設置しています。
いつでも専属のスタッフから電話相談の案内を受けることができるので、使い勝手がいいです。
電話相談・LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。
仕事が終わった後や休日にも、交通事故に注力する弁護士に相談できて、便利ですね。
※無料相談の対象は人身事故のみです。
物損事故のご相談はお受けしておりません。
広告主:アトム法律事務所弁護士法人
代表岡野武志(第二東京弁護士会)
こちらは交通事故専門で示談交渉に強い弁護士が対応してくれるので、頼りになります。
交通事故の後遺症で悩み、適正な金額の補償を受けたい、とお考えの方には、特にオススメです!
地元で無料相談できる弁護士を探すなら
弁護士に会って、直接相談したい方には、こちらの全国弁護士検索のご利用をおすすめします。
当サイトでは、交通事故でお悩みの方に役立つ情報をお届けするため、
- ①交通事故専門のサイトを設け交通事故解決に注力している
- ②交通事故の無料相談のサービスを行っている
弁護士を特選して、47都道府県別にまとめています。
頼りになる弁護士ばかりを紹介しているので、安心してお選びください。
何人かの弁護士と無料相談した上で、相性が良くて頼みやすい弁護士を選ぶ、というのもおすすめの利用法です!
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、交通事故で弁護士に依頼するメリット・デメリットについてお届けしました。
当サイト「交通事故弁護士カタログ」は、他にもお役立ちコンテンツが満載です。
を活用すれば、今抱えていらっしゃるお困りごとが、解決へと一気に動き出します。
困ってからではなく、困る前でも相談できるのが良い弁護士。
あなたのお困りごと、まずは弁護士に相談してみませんか?
交通事故を弁護士に依頼するメリットQ&A
交通事故を弁護士に依頼するメリットはなに?
慰謝料や示談金が大幅に増額することが一番大きなメリットです。弁護士に依頼して、慰謝料や示談金が増額しないことはほぼないでしょう。保険会社は被害者本人には相場水準を大幅に下回る示談金しか提示しません。しかし、弁護士が介入すると、相場水準に近い金額まで慰謝料や示談金を増額します。 交通事故を弁護士に依頼するメリットを紹介
交通事故を弁護士に依頼するデメリットはある?
物損事故や軽傷の人身事故を弁護士に依頼した場合、弁護士費用が増額分を上回ってしまう費用倒れのリスクがあります。弁護士に依頼するメリットを生かせる場面は、重傷の人身事故の場合か、被害者が任意保険の弁護士費用特約に加入している場合の2パターンが考えられます。 交通事故を弁護士に依頼するデメリット
後遺障害認定前に弁護士に依頼するメリットは何?
有利な後遺障害等級の獲得可能性が高くなります。特に重傷の人身事故被害にあわれた場合は弁護士に依頼した方がいいでしょう。後遺障害認定の手続き前から弁護士に認定サポートを依頼すれば、無等級だったはずが等級認定されたり、等級がより上位になったりする可能性が高くなります。一方で、一度後遺障害で無等級の判断がされてしまうと、結果を覆すのは弁護士でも難しいのが実情です。 後遺障害認定前に弁護士に依頼するメリット
この記事の監修弁護士
岡野武志弁護士
アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階
第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。