交通事故専門の弁護士とは?東京・大阪から地方まで全国一覧表あり
弁護士と一口にいっても、それぞれの弁護士によって専門が異なります。
このページでは、交通事故専門の弁護士に依頼すべき理由と、ウェブ上での専門弁護士の選び方をまとめました。
目次
なぜ交通事故専門弁護士に依頼すべきなの!?
人の一生を80年間とみると、一生のうち交通事故で人身被害に遭う確率は36.4%だそうだ(平成26年度統計値)。3人に1人は人身事故に遭遇することになる。
しかし、一生のうち交通事故で人身被害に遭う回数は1度か2度くらいだろう。そのような大事な交通事故の示談交渉を依頼する以上、できれば交通事故専門弁護士に依頼したいと考えるのではないだろうか。
弁護士の取り扱う業務は、法律にまつわる紛争全てを含むため各弁護士によって専門分野や得意分野が異なる。
交通事故の被害者側の事件は、一般民事の分野として分類されどの弁護士でも取り扱いが可能のようにみえるがイメージ以上に専門性が高い。
交通事故は、保険に関する知識(任意保険、自賠責保険、人身傷害保険)、怪我に関する医学的な知識、後遺障害の認定実務に関する知識など多様な専門知識を要求されるのだ。
交通事故に関する専門知識の少ない一般の弁護士に依頼するか、交通事故専門弁護士に依頼するかによって、最終的に得られる示談金額や解決のスピード・満足感も異なってくる。
交通事故の弁護士選びは、被害者にとって非常に大切な交通事故を適切に解決できるか否かの重要なポイントだ。面倒ではあるが、一つ一つのポイントを押さえて弁護士選びを進めていくことが大切だ。
まとめ表
一般の弁護士 | 交通事故専門弁護士 | |
---|---|---|
専門知識 | 保険実務、医学、後遺障害に関する知識が不十分 | 保険実務、医学、後遺障害に関する知識が豊富 |
事件処理のスピード | 経験が少ないと事件処理に手間取る | 経験が豊富なためスピーディーな事件処理が可能 |
解決の満足感 | 示談金は増額したものの適正な金額か不明 | 適正な賠償額を回収でき満足感アップ |
交通事故専門弁護士には2種類ある!?
交通事故専門弁護士といっても、大きく分けて2種類に分類できる。損保弁護士と被害者専門弁護士だ。
損保弁護士とは
損保弁護士は、自動車保険会社と提携する損保側の事件を専門的に取り扱う弁護士だ。最近は弁護士費用特約が普及してきたため、保険会社から損保弁護士の紹介を受けることも多いだろう。
損保弁護士は、交通事故の加害者側の事件を中心にして交通事故分野について多数取り扱っている。その意味で交通事故に関する専門知識も豊富といえる。
しかし、交通事故の被害者側の事件を専門的に取り扱っているわけではない。保険会社との間で利益相反的な関係が生じることもあることから、交通事故の被害者が損保弁護士に依頼することはあまりおすすめできない。
被害者専門弁護士とは
交通事故被害者が選択すべきなのは、交通事故専門弁護士のうちでも、被害者側の案件に特化して取り扱う弁護士だ。
その中でも、重傷の交通事故の場合には後遺障害の認定サポートも含めて丁寧かつ迅速に行ってもらえる弁護士を探すことが必要になるだろう。
まとめ表
損保弁護士 | 被害者専門弁護士 | |
---|---|---|
取り扱い業務 | 損害保険会社からの依頼または紹介を受けた交通事故 | 被害者側に特化した交通事故 |
交通事故の知識 | ・保険実務の知識は豊富 ・後遺障害の知識にはばらつきがある |
交通事故に必要な知識は全て兼ね備えている。 |
保険会社との利害関係 | 保険会社との利益相反が生じる場合あり | 利害関係なし。被害者のため全力を尽くせる。 |
ウェブ上で交通事故専門弁護士を選ぶポイントは!?
交通事故の被害者が、自分に適した交通事故専門弁護士と巡り合うためには以下のポイントがある。
● 「専門」「強い」という字面を鵜呑みしない
● 法律事務所が運営するウェブサイトを確認する
● ブログ記事の内容から交通事故の専門性を読み取る
● 実際に相談することで専門性を確かめてみる
ウェブ上のPPC広告に惑わされない
検索エンジンで交通事故に関連した用語を入力して検索すると、ページの上部や右側にそれに関連する広告が表示される。これをPPC広告という。
たとえば、「交通事故 弁護士」でGoogle検索した際に表示されるPPC広告は以下のイメージのとおりだ。
これらのPPC広告を出している法律事務所の中には、実際に被害者側に特化した交通事故に多く取り組んでいる事務所もある。しかし、検索ページでの上位表示と専門性は必ずしも連動しないことを覚えておく必要がある。
というのは、PPC広告の入札単価が高い法律事務所ほどページの上位に表示される関係にあるため、上位表示されている理由は専門性ではなく資金力があるというだけにすぎないからだ。
本当に交通事故を専門とする事務所か否かは、PPC広告以外で検索に上位表示されているウェブサイトから確認する必要があるのだ。
「専門」「強い」という字面を鵜呑みしない
法律事務所のウェブサイトに「交通事故専門」「交通事故に強い」という表示があったとしても、その字面を鵜呑みにしないことが大切だ。
本当に交通事故に強い弁護士なのか、交通事故を専門としているのかについては、字面ではなくウェブサイトの中身を確認して判別する必要がある。
交通事故専門弁護士のウェブサイトでは、自らを専門と名乗らずとも専門性が高く被害者にとって分かりやすいコンテンツが提供されているはずだ。
法律事務所が運営するウェブサイトを確認する
交通事故のウェブサイトのうち、検索上位に表示されるものは広告業者や行政書士の運営するウェブサイトであることが多い。
広告業者のウェブサイトには、多数の弁護士が広告を出しているが必ずしも交通事故専門弁護士であることは保証できないので注意が必要だ。
検索する際は、必ず法律事務所が自ら運営するウェブサイトを探すようにしよう。
ブログ記事の内容から交通事故の専門性を読み取る
交通事故被害者が自力で交通事故専門弁護士を探す以上、指標にできる情報はウェブサイトの中のブログ記事の内容が専門的かつ分かりやすい内容か否かだ。
広告や字面・キャッチコピーに惑わされるのではなく、必ず自分の眼でウェブサイトの中身を確認し、有益な情報が分かりやすい形で提供されているかを確認する必要があるのだ。
実際に相談することで専門性を確かめてみる
最終的には、被害者自らの眼と耳でその弁護士の専門性をチェックする必要がある。
自分の疑問に思っていることに対し、的確に分かりやすく回答できるか、定型的な回答ではなく個別の事情に配慮した提案ができるかなどを確認することで、安心して事件を依頼することができるだろう。
まとめ表
良い例 | 悪い例 | |
---|---|---|
広告サイト | 広告サイト以外の純粋な検索結果に着目する | 上位表示の広告サイトで専門性を誤信する |
文言・表現 | サイトの中身から専門性を読み取る | 「専門」「強い」などの字面に惑わされてしまう |
運営主体 | 法律事務所が独自に運営するサイト | 法律事務所以外の運営サイト |
ブログ記事の内容 | 被害者にとって有益かつ分かりやすい情報が記載されている | 他サイトのデッドコピーに近い内容を掲載している |
実際の相談時の状況 | ・的確に分かりやすい回答ができる ・個別事情に即した回答ができる |
・専門用語を多用して回答をはぐらかす ・定型的な回答しかできない |
まとめ
IT化が進みスマホが普及するにつれて、交通事故の被害者が自分に適した交通事故専門弁護士とウェブを通じて出会える場面は飛躍的に増えた。
しかし、現状でも被害者にとって弁護士選びが困難を極めることには変わりない。
この記事での報告内容を参考にして、自分に合った交通事故専門弁護士を探してみるといいだろう。
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