うつ病が交通事故による後遺症認定を受けるには因果関係が問題になる!?

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うつ病が交通事故による後遺症認定を受けるには因果関係が問題になる!?

交通事故が原因でうつ病に…。

あまりピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際、交通事故の外傷により、今までできていたことができなくなり、うつ病を発症されてしまう方がいらっしゃいます。

うつ状態になってしまった場合、何事にもヤル気がなくなる、強い疲労感を感じる、夜眠れなくなるなどの症状が現れます。

しかし、それらの症状を周りから十分に理解してもらえないことも多く、辛い思いもされている方も多いハズです。

それに加え、

  • 非常に辛い症状が残っている…うつ病は交通事故の後遺症として認定されるの?
  • 後遺症認定される場合、その等級認定基準は?
  • うつ病の後遺症に対する適正な慰謝料相場や具体的な金額は?

など、症状以外の悩みが解決しなければ、さらに辛い思いをしてしまうかもしれません。

そこで、このページでは、交通事故でうつ状態になってしまった方に向けて!

うつ病の後遺症等級認定や慰謝料の相場などについて、一緒に見ていきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

よろしくお願いします。

うつ病の後遺症については、周囲の理解を得られないこともあり、ご本人だけでなく、ご家族の方への負担も非常に大きいものとお察しします。

これまで、交通事故によるうつ病でお悩みの方から、相談を受けてきた経験があります。

その経験に基づき、具体例も挙げながらわかりやすく解説していきたいと思います。

知っておきたい交通事故によるうつ病の基礎知識

知っておきたい交通事故によるうつ病の基礎知識

改めて…ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、交通事故を原因としてうつ状態になってしまうことがあります。

身体的障害だけではない…交通事故による「うつ病」

交通事故により生じる障害は身体的なものだけでなく、精神的なものもあるということですね。

交通事故の被害者の方が、

  • 事故の衝撃による恐怖驚愕
  • 身体的障害に対する苦痛
  • 将来に対する不安
  • 交通事故の加害者との交渉の負担

などが原因で、うつ状態になってしまうことが多いということです。

周りからの理解を得にくい!?うつ病の症状とは

うつ状態の症状には様々なものが挙げられますが、一般的には、

  • 気分が落ち込む
  • 何事に対してもヤル気を失ってしまう

といった意欲の低下が見られます。

その他に、

  • 睡眠障害
  • 疲労感、倦怠感、動悸
  • 頭痛

などの症状も現れることが多いということです。

理解は広まってきているとはいえ、まだ周りからの理解を十分に得られないことが多いのもさらに辛いことのようです。

うつ病に対する3つの治療法

うつ病の治療としては、大きく分けると3つの方法があるとのこと。

《うつ病に対する治療法》

  1. ①十分な休養
  2. ②抗うつ薬の投与
  3. ③カウンセリング

まず、十分な休養を取らなければ、肉体的・精神的な負担も軽減されず、症状が改善する可能性は低いそうです。

自宅で十分な休養がとれるのがベストですが、いろいろ気になり十分に休むことができない場合は、入院して医療機関で休養するのも良いとのこと。

続いて、抗うつ薬の投与です。

抗うつ薬には、うつ状態の原因である神経情報伝達物質のバランスの乱れを調整する作用があります。

そのため、うつ状態からの回復が望めるということです。

最後に、カウンセリングでは、うつ状態の方に多いマイナス思考のパターンなどを修正し、柔軟な考え方ができるよう働きかけます。

このカウンセリングにより、うつ状態の再発の可能性が少なくなるという効果が期待できるそうです。

まとめ
うつ病の症状や治療法
原因 ・交通事故の恐怖感
・将来への不安感
など
症状 ・意欲の低下
・睡眠障害
・疲労感
など
治療法 ・十分な休養
・抗うつ薬の投与
・カウンセリング

【重要】うつ病の後遺症等級とその認定基準

【重要】うつ病の後遺症等級とその認定基準

ここまでで、うつ病の症状についてわかってきました。

交通事故が原因でうつ病が発症してしまった場合、後遺症として認定されるケースもあります。

では、うつ病で後遺症が認められるためには、どのような条件があるのでしょうか?

うつ病が交通事故の後遺症と認定されるためには、

うつ病により労務に支障が出ている

ということを証明する必要があります。

症状というよりも、仕事に差し障るかという点が重要な判断基準となるんですね。

後遺症を申請する妥当なタイミングとは?

ところで、うつ病のような精神的障害は、たとえ症状が重くても、適切な治療を行えば、その後の回復が十分に見込まれますよね。

一方、後遺症とは、治療を施したにもかかわらず、その後の回復が見込めず、症状が残ってしまうことです。

治る可能性が高いものではありますが、後遺症として認定されるということは、回復が見込めないと認定されるということですよね?

では、どのタイミングで回復が見込めないと判断されるのでしょうか?

うつ病のような精神的障害は、身体的障害に比べて長期の治療を要する(=治療が長期にわたっても回復の見込みがある)ことが多いです。

よって、症状固定までに2~3年かかることもあります。

うつ病の後遺症等級認定基準について専門家が解説!

うつ病が後遺症として認定されるのは、事故から2~3年後ということなんですね。

ところで、自賠責保険で用いられている認定基準では、後遺症の等級1級14級まで定められており、等級毎に認定基準が定められています。

残存する症状が重ければ重いほど、数字の低い等級に該当するとも聞きました。

うつ病の後遺症等級はどのように認定されるのでしょうか?

うつ病の後遺症は、9級12級14級に認定されます。

先ほども述べた通り、その認定等級は、うつ病による労務への支障の程度により判断されます。

認定基準は以下の表の通りということです。

うつ病の後遺症に対する認定基準
症状の状態 後遺症認定等級
通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため軽微な障害を残す 14級
通常の労務に服することはできるが、うつ病により多少の障害を残す 12級
通常の労務に服することはできるが、うつ病により就労可能な職種が相当な程度に制限される 9級

「うつ病」の交通事故との因果関係が争われる理由

ところで、うつ病の症状は、客観的に見てわかりやすいものではありませんよね。

また、うつ病は精神医学的に解明されていない部分も多いそうです。

よって、交通事故によるうつ病は、その因果関係の立証が難しいと聞きました。

交通事故によるうつ病は、客観的な障害が認められず、直ちに交通事故が原因なのかを判断することは困難であると言えます。

特にうつ病の場合、交通事故そのものが原因ではなく、以前にかかった精神疾患の影響であったり、事故後のストレスが原因ということもあり得ます。

そのため、交通事故が原因であると判断するためには、具体的な事情を詳細まで検討する必要があります。

因果関係が争われた判例
内容 判例年月日
肯定例 事故後1ヶ月で発症した幻覚妄想性精神病状態について、事故との因果関係を肯定。 横浜地裁平成20年2月15日判決
以前にうつ病を発症したことがある被害者であったが、事故前はパート労働を行えていたが、事故後にはそれが行えなくなったことから、従前のうつ状態が事故により悪化したものとして、因果関係を肯定。 札幌地裁平成23年5月30日判決
否定例 うつ病の症状として問題となった幻覚や妄想は、事故の日から約2年後に生じていることから、因果関係を否定。 東京地裁平成21年2月5日判決
うつ病になったのは、職場の障害者に対する配慮不足が原因であるとして、因果関係を否定。 横浜地裁平成20年6月19日判決

判例からわかる、うつ病の後遺症慰謝料の相場についてご紹介

判例からわかる、うつ病の後遺症慰謝料の相場についてご紹介

ちょっと待って!保険会社提示の示談金にOKする前に…

ここまでで、うつ病の後遺症等級や認定基準についても理解が深まってきました。

では、交通事故によりうつ状態が後遺症として残ってしまった場合、慰謝料相場はどれくらいなのでしょうか。

保険会社からの示談金が適正なものなのか判断するためにも知っておきたいところです。

下に、過去の判例をまとめてみましたので、ご覧になってみてください。

うつ病の後遺症に関する判例
後遺症の内容 後遺症認定等級 慰謝料
うつ病 9級 80万円
うつ病 14級 110万円
うつ病 14級 110万円
うつ病 12級 180万円
うつ病など 併合8級 819万円

この表から分かる通り、具体的な事情にもよりますが、後遺症がうつ病のみである場合、慰謝料は100万円から200万円程度であることが多いようですね。

一方、他にも後遺症が認められる場合には、それらと併合して後遺症等級が認定されることにより、より高額な慰謝料が認められることもあります。

うつ病は、場合によってはこれまでの日常生活が送れなくなる、重大な後遺症です。

交通事故の後遺症でうつ病になってしまった場合、少しでも多くの慰謝料を獲得したいと思うのは自然なことだと思います。

しかし、そのためには、裁判で必要かつ十分な主張をすることが重要です。

交通事故に詳しい弁護士であれば、裁判などで必要十分な主張をすることにより、より多くの慰謝料を獲得するお手伝いができるでしょう。

ぜひ一度、相談してみてはいかがでしょうか。

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繰り返しになりますが、適正な慰謝料を受け取るためには、裁判で必要かつ十分な主張をすることが重要です。

しかし、自分だけで対応するのはほぼ不可能ですよね。

交通事故の弁護に詳しい弁護士さんに依頼すれば、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

しかし弁護士費用について不安をお持ちの方もいらっしゃるハズ…。

こちらの記事では、弁護士費用などがわかりやすくまとめられていますので、良ければご覧になってみてください。

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うつ病の後遺症についておわかりいただけましたでしょうか。

しかし、実際に交通事故でうつ病になってしまった場合、いろいろと悩むことによるストレスが改善に悪影響となってしまうかもしれません。

とはいえ、ご家族の方も、後遺症認定されるか…等級が何級になるか…判断するのは難しいですよね。

もし、後遺症と認定されても、保険会社に慰謝料を請求していくのはハードルが高いでしょう…。

そんなとき、頼りになるのが、弁護士の無料相談サービス。

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電話相談・LINE相談には、夜間や土日も、弁護士が順次対応しているとのことです。

仕事が終わった後や休日にも、交通事故に注力する弁護士に相談できて、便利ですね。

実際の相談がどんな感じになるのか、イメージしていただける動画もご紹介しておきます!

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弁護士費用も明瞭なので、安心してご相談いただけると思います。

まずはこちらのページで、電話やメールでの無料相談に対応している弁護士を探してみてください。

最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、うつ病の後遺症でお悩みの方に一言アドバイスをお願いできますか?

まずは、病院できちんと診察を受け、きちんと療養し、お大事になさってください。

それでも残念なことにうつ病の後遺症が残ってしまった場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

なぜなら、精神的にも辛い後遺症が残るようなケースでは、適正な金額の補償を受けるべきだからです。

しかし、保険会社から示談金を提示され、書類にサインしてしまうと、あらためて慰謝料などを請求することは極めて困難になります。

そうなる前に、ぜひ弁護士無料相談を活用してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

最後までお読みいただけた方には、

  • 交通事故によるうつ病の症状治療法などの基礎知識
  • うつ病の後遺症認定の基準や等級
  • うつ病に対する慰謝料相場

について、理解を深めていただけたのではないかと思います。

また、うつ病の後遺症が残っているときは、弁護士に相談した方が良いと言えるでしょう。

自宅から出られない方や、時間のない方は、便利なスマホで無料相談を利用するのがおすすめです!

そうではなく、やっぱり直接会って話がしたいという場合は、全国弁護士検索を使って弁護士を探してみてください。

また、このホームページでは、交通事故の後遺症に関するその他関連記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてください!

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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