【スマホ運転厳罰化】2019年10月の交通事故状況・ニュース振り返り

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このページでは、交通事故に関する以下の情報を紹介していきます。

  • 2019年10月の交通事故発生状況
  • 2019年10月の交通事故ニュースピックアップ
  • 交通・自動車に関係する法改正ニュース

特に、スマホを操作しながら運転した場合の厳罰化は非常に身近で多くの人に関係するニュースでしょう。

最後までしっかりと目を通し、交通事故や自動車に関する知識を深め、ケースに応じて適切な対応を取れるように心がけましょう。

author okano
岡野武志弁護士
交通事故と刑事事件を専門とするアトム法律事務所の代表弁護士。

2019年10月の交通事故発生状況まとめ

2019年10月の交通事故発生状況まとめ

2019年10月の交通事故発生件数は33,062件で、前年2018年10月と比べると5,069件減少し、減少率は13.3%です。

2019/10 交通事故発生状況
発生件数(速報値) 前年同期比増減数 前年同期比増減率
2019/08 30,896 5,201 14.4%
2019/09 30,002 2,457 7.6%
2019/10 33,062 5,069 13.3%

参考:警察庁Webサイト(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html)(最終アクセス日2019年12月12日)

なお、2019年9月、8月時点の交通事故発生件数も前年同月よりも減少しています。

2019年10月の交通事故ニュース

2019年10月の交通事故ニュース

また、2019年10月には以下のような交通事故のニュースがありました。

2日午前11時40分ごろ、秋田県能代市二ツ井町小繋の国道7号で、トラック2台と乗用車1台が絡む多重事故が発生した。このうち、中型トラックを運転していた(略)40代男性とみられる1人が間もなく死亡し、同乗していた男性や大型トラックの男性ら計3人が重軽傷を負った。

上記は複数台が絡んだ多重事故です。

多重事故(BがCに対し追突事故を起こしたところに、後続のAが突っ込む(A→〈B→C〉)ケース)では、それぞれ追突した側の過失割合が大きくなることが一般的です。

そのため、「任意保険会社から提示されたこの過失割合は少しおかしくないかな?」と疑問を抱いた場合は、交通事故案件に注力している弁護士などに相談して確認することをオススメします。

12日午前0時40分ごろ、那覇市久米2丁目の市道で、久茂地交差点方面から久米交差点方面に走っていた(略)軽乗用車が、横断歩道を渡っていた女性(20)に衝突した。その直後に、対向車線を走っていた別の車が、倒れていた女性をひいて逃走した。女性は骨盤を骨折する重傷。

上記は沖縄で起こったひき逃げ事故で、被害者の方は骨盤を骨折する大きなケガを負ってしまっています。

骨盤骨折を負った場合、痛みやしびれといった神経症状、骨の癒合不全による変形障害可動域制限といった後遺障害が残ることがあります。

また、女性の場合は正常分娩困難になる可能性もあります。

27日午前6時20分ごろ、横浜市神奈川区子安通1丁目の国道15号交差点で、(略)オートバイと普通乗用車が衝突した。男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。

上記は横浜で起こった死亡事故です。

オートバイに乗車していた被害者が普通乗用車と衝突し、亡くなってしまいました。

身内が死亡事故に巻き込まれると気が動転してしまうかもしれませんが、周りの方や弁護士などに助けてもらいながら、相手方との交渉を進めていくようにしましょう。

交通・自動車に関係する法改正

交通・自動車に関係する法改正

改正された道交法が2019年12月1日に施行されました。

その結果、運転中にスマートフォン等を利用した場合、従来よりも重い罰が科せられるようになりました。

運転中にスマホ等を使用した場合
改正前 改正後
罰則 5万円以下の罰金 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
反則金 大型…7千円
普通…6千円
二輪…6千円
原付…5千円
大型…25千円
普通…18千円
二輪…15千円
原付…12千円
点数 1 3
スマホ等を使用している最中に事故を起こした場合
改正前 改正後
罰則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
反則金 大型…12千円
普通…9千円
二輪…7千円
原付…6千円
適用なし
(すべて罰則の対象に)
点数 2 6点(免許停止)

運転中のスマホ操作で注意力が削がれた結果、交通事故に巻き込まれたり、自分が事故を起こしてしまう場合があるため、運転中はスマホを触らないようにしましょう。

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