交通事故で弁護士に相談・依頼するタイミングはいつがベスト?弁護士特約があるなら?
敷居の高い弁護士への相談や依頼ですが、どのタイミングで行うのがベストなのでしょうか?
一般的には、治療終了直後が最善なようですが、状況により異なるようなのでさらに詳しくみていきましょう。
目次
弁護士に相談・依頼するタイミングをなぜ悩むの!?
交通事故の被害者で、弁護士に相談や依頼をする必要性には気付いているが、なかなか相談に踏み出せない人は多いのではないだろうか。
弁護士事務所の敷居が高いと感じる被害者もいれば、弁護士に相談するタイミングが分からないという被害者もいるだろう。
無料相談に対応している弁護士事務所であれば、いつのタイミングで相談しても相談料はかからない。
無料相談を実施する弁護士が増加している現状を考えると、相談のタイミングを考える上で費用のことはあまり気にしなくても良さそうだ。
一方、弁護士に相談すると同時に交通事故の示談交渉を依頼しようと考えている被害者にとっては、相談するタイミングは重要な問題となる。タイミングによっては、その時点での依頼に適さないこともあるためだ。
まとめ表
無料相談 | 有料相談 | |
---|---|---|
相談のみ | どのタイミングでも良い | 適切なタイミングを選ぶ必要あり |
相談+依頼 | 適切なタイミングを選ぶ必要あり | 適切なタイミングを選ぶ必要あり |
弁護士に相談するタイミングは○○がベスト!?
交通事故を弁護士に相談するタイミングとしては、以下の例が考えられる。
- ・交通事故の直後
- ・治療継続中
- ・治療終了直後
- ・後遺障害認定後
- ・示談書の締結後
事故直後のタイミング
弁護士へ相談するだけであれば、交通事故の直後に相談することが望ましい。
事故直後のタイミングには、実況見分の実施、治療費の支払い方法、入通院の付添い費用等の問題が生じることが多い。この段階でも弁護士の法的アドバイスは有益だ。
ただし、物損事故やむちうちなどの軽傷の人身事故では弁護士に依頼することが費用倒れになることもあるため、弁護士に依頼するタイミングとしては不向きな場合がある。
治療継続中のタイミング
治療継続中のタイミングでは、保険会社から一定期間が経過したことを理由に通院治療費打ち切りを言い渡されてしまうことがある。このような場合にも、弁護士に相談や依頼をする必要性は高まる。
治療終了直後のタイミング
治療終了直後は、一般的に最も相談や依頼に適したタイミングだ。なぜなら、その後は後遺障害の認定手続が控えているが、より適切な後遺障害等級を獲得するには弁護士のサポートが必要不可欠なためだ。
後遺障害認定後のタイミング
後遺障害認定後のタイミングで弁護士に相談や依頼をすることは、被害者にとって良い点と悪い点がある。
後遺障害の等級に不満がない場合には、弁護士が介入することにより保険会社から支払われる示談金が大幅に増額するため、相談や依頼に適したタイミングといえる。
一方、被害者が後遺障害等級に不満がある場合には、相談や依頼をするタイミングとしては遅すぎる可能性がある。後遺障害の認定実務では、初回の認定手続が決定的に重要だからだ。
いったん出た認定結果に不服があっても、あとから異議申立て手続や裁判で覆すのは弁護士であっても極めて困難なのだ。
後遺障害の見込まれる事案では、後遺障害の申請前のタイミングで弁護士に相談や依頼をするように注意しよう。
示談書締結後のタイミング
交通事故の示談書締結後に弁護士に相談するのは、最悪のタイミングといえる。いったん締結した示談書の効力を覆すことは、例外的な事情がない限りほぼ不可能だからだ。
示談の内容に不満があったとしても、原則としてその結果を覆すことはできない。交通事故の被害者としては、示談書にサインする前のタイミングで必ず弁護士に相談しよう。
まとめ表
弁護士相談のタイミングの評価 | |
---|---|
事故直後 | 後遺障害の残りそうな重傷事故であれば、最善のタイミング |
治療継続中 | 治療打ち切り問題があれば、良いタイミング |
治療終了直後 | 一般的に最善のタイミング |
後遺障害認定後 | 後遺障害等級に不服があれば悪いタイミング。不服なければ良いタイミング |
示談書締結後 | 最悪のタイミング |
むちうちでも弁護士特約があれば相談のタイミングは事故直後が最善!?
自分や家族が加入する自動車保険に「弁護士特約」がついていれば、弁護士に相談するタイミングとしては事故直後が一番望ましい。
なぜなら、弁護士特約がある限り、むちうちなどの軽傷事故であっても費用倒れになる可能性は低いからだ。
交通事故は、事故直後から示談成立に至るまでの一連の流れの中で常に法律問題や弁護士が介入すべき問題が生じる。
事故直後から弁護士が関与することにより、このような問題を被害者だけで抱え込むことなく、常に最善の対応ができることになるのだ。
弁護士へ相談するタイミングを悩んでいる被害者は、一度ご自身や家族の自動車保険の保険証券を探して弁護士特約の有無を確認してみるべきだ。
なお、弁護士特約については、以下の動画で弁護士が分かりやすく解説してくれている。
弁護士特約がある場合には、いますぐにでも弁護士に相談して示談交渉を依頼するのがおすすめだ。
まとめ表
弁護士特約あり | 弁護士特約なし | |
---|---|---|
弁護士相談のタイミング | 事故直後が最善のタイミング | 適切なタイミングを図る必要あり |
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まとめ
いかがでしたか?
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交通事故で弁護士相談するタイミングについてのQ&A
弁護士に相談するベストなタイミングは?
交通事故の直後に相談することが望ましいです。事故直後のタイミングには、実況見分の実施、治療費の支払い方法、入通院の付添い費用等の問題が生じることが多くなります。この段階での弁護士の法的アドバイスは有益な場合が多いです。また治療終了直後は、後遺障害の認定手続が控えています。より適切な後遺障害等級を獲得するには弁護士のサポートが必要なため、相談するタイミングとして多いのも事実です。 事故直後のタイミング
弁護士に相談する最悪なタイミングは?
示談書締結後に弁護士に相談する場合です。いったん締結した示談書の効力を覆すことは、例外的な事情がない限りほぼ不可能だからです。交通事故の被害者としては、示談書にサインする前のタイミングで必ず弁護士に相談しましょう。 弁護士相談に向かないタイミング
軽傷は治療終了後まで弁護士相談を待つべき?
自分や家族が加入する自動車保険に「弁護士特約」がついていれば、治療終了を待つことなく事故直後に弁護士に相談するのが望ましいです。弁護士特約があれば、むちうちなどの軽傷事故であっても費用倒れになる可能性は低いからです。 軽傷の場合の弁護士相談のタイミング
この記事の監修弁護士
岡野武志弁護士
アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階
第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。