交通事故で手首骨折…ギプスをした場合、通院しなくても保険金を受け取れる!?

  • 手首骨折,保険金
  • 10|7715文字

弁護士事務所の掲載順と弁護士の力量とは無関係です。相性を考慮して、ご自身に合った弁護士をお探しください。

交通事故で手首骨折…ギプスをした場合、通院しなくても保険金を受け取れる!?

交通事故の被害に遭い、手首骨折の怪我を負ってしまったとしたら…。

病院での治療も受けなければなりませんし、手が自由に動かせないため、仕事も休まなければならないかもしれません…。

しかし、その間にも治療費や生活費は発生しますし、心配・不安なことしかありませんよね。

もちろん、事故の加害者側(相手側の保険会社)から損害賠償=保険金を受け取ることは可能です。

しかし、

それ以外に受け取れる保険金はないのでしょうか?

もしもあるのであれば、生活費などの不安の軽減につながるかもしれません!

そこで今回このページでは、交通事故で手首骨折の怪我を負った場合の保険金について見ていきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

よろしくお願いします。

交通事故で手首骨折の怪我を負われ、心身ともにお辛い日々を送られているとお察しします。

そのような場合、相手側の保険会社からの保険金を受け取るのはもちろん、他にもご自身が加入されている保険などからも保険金を受け取れる可能性があります。

このページをお読みの方に、少しでも参考になれば幸いです。

交通事故の被害にあった場合、実際に手首骨折の怪我を負ってしまうことがあります。

交通事故による手首骨折の種類や、残る可能性がある後遺症については、こちらの記事をご覧ください。

交通事故が原因で手首骨折を負った場合に受け取れる保険金については、ここから一緒に見ていきましょう。

交通事故で手首骨折の怪我を負った場合に受け取れる保険金

交通事故で手首骨折の怪我を負った場合に受け取れる保険金

相手側の自動車保険からの保険金

交通事故が原因であれば、もちろん相手側の自動車保険から保険金を受け取ることができます。

まず、車を運転する人に加入が義務付けられている自賠責保険から、傷害、後遺症、死亡に対する保険金を受け取ることになります。

手首骨折の場合、完治すれば「傷害」、後遺症が残ってしまった場合には「傷害」と「後遺症」に対する保険金が受け取れます。

その内訳や限度額については、こちらの記事をご覧ください。

また、加害者が任意保険にも加入している場合には、自賠責の限度額を超える分の保険金も受け取れることになります。

相手側の任意保険からの保険金
対人賠償保険金
交通事故で相手側の車に乗っていた人や歩行者を怪我させたり、死亡させてしまった場合など、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、自賠責保険の補償上限を超える損害賠償をカバーする保険金。

自分の自動車保険からの保険金

ところで、赤信号で停車中に後ろから追突された場合のように、相手側が100%悪いと明らかなケースを除いては、被害者の方にも過失割合が認められてしまうことがあります。

被害者側に過失がある場合には、その過失割合分は相手側に請求できる保険金から減額されてしまうことになります…。

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

被害者の方にも過失割合が認められるような場合には、被害者の方ご自身が加入されている任意の自動車保険から保険金を受け取れる可能性があります。

もちろん過失がない場合にも受け取ることは可能です。

ご自身の自動車保険から受け取れる保険金としては、以下のようなものが挙げられます。

自分の任意保険からの保険金
人身傷害補償保険金
過失割合に関わらず、保険会社の基準によって支払われる保険金(実損害額)。
同乗者の損害は、基本的に無条件に補償される。
搭乗者傷害保険金
自分の車に乗っている人(運転者・同乗者)が死亡、怪我をしてしまった場合に、自賠責保険や対人賠償保険などとは別に支払われる保険金。
無保険車傷害保険金
賠償能力が十分でない車の過失による事故に巻き込まれた場合に支払われる保険金。
自損事故保険金
運転手自身の責任で起こした事故により、運転手自身が死亡、怪我をしてしまった場合に支払われる保険金。

以上の保険に加入していれば、ご自身に過失がある場合や、相手が無保険だった場合、自動車運転中ではなかった場合にも、治療費の実費や休業損害などがカバーされる可能性があります。

一度、ご自身の自動車保険契約内容を確認してみるのも良いかもしれません。

ただし、ご自身の保険を利用すると次回からの保険料が上がってしまうこともあるので、その点は要注意ですね。

自動車保険から受け取れる保険金=示談金の内容や相場について詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧になってみてください。

その他の保険からも保険金が受け取れるってホント?

その他の保険からも保険金が受け取れるってホント?

しかし、それだけではなく、実は他の保険金も受け取れる可能性があるんです。

自分の生命保険からの保険金

自動車やバイクをお持ちの方もお持ちでない方も、生命保険に加入されているという方も多いのではないでしょうか。

生命保険とは、実は病気だけでなく、不慮の事故などの災害によって死亡した場合などにも保険金が支払われるものとなっています。

さらに、死亡保険金以外に、医療保険金も受け取れるんですね!

また、相手側やご自身の自動車保険とは別に、保険金を受け取ることが可能となっています。

生命保険からの保険金
(死亡保険金)
被契約者が死亡もしくは高度の障害状態に陥った際に支払われる保険金。
医療保険金
入院時や手術時に支払われる保険金。
日本国民は基本的に健康保険に加入しているが、それではカバーされない差額ベッド代や、入院時の生活費、先進医療費などに備える保障。

生命保険であっても、治療費を受け取れるとは知りませんでした…!!

もしもの場合に備えて、ご自身の加入されている生命保険の契約内容も確認しておいた方が良いかもしれませんね。

生命保険の「特定損傷特約」が意外に使えるかも!?

また、特約を付加すれば、交通事故による手首骨折に対しても、より手厚い保障内容にすることができます。

怪我に対する生命保険の特約
災害入院特約
怪我で入院した場合に入院給付金が支給されるもの。
傷害特約
交通事故などの突発的で偶然起きる外来的な事故によって所定の障害状態になった場合は、その障害の程度に応じて給付金が支払われる。
特定損傷特約
不慮の事故を原因として生じた「骨折」「関節脱臼」「腱の断裂」の治療を受けた場合に、給付金が支給されるもの。

交通事故で手首を骨折した場合、手術のために入院が必要となるケースも多いようですね。

入院が必要となった場合には、災害入院特約を利用することができそうです。

一方、入院が必要ない場合には、特定損傷特約が非常に役立ちそうです!

入院をしていなくても、「骨折」により治療を受けた場合に、給付金を受け取れる可能性があります。

ただし、給付に際しては様々な条件が設定されているようなので、ご自身のご加入されている生命保険の約款などを確認してみてください。

とはいえ、交通事故で手首骨折の怪我を負ってしまった場合、生命保険も使える可能性があるということは、覚えておいて損はないかもしれませんね。

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

ただし、特約を付けなくても、生命保険や自動車保険から怪我に対する補償を受け取ることは可能です。

特約に加入していれば、もちろん保険金を受け取ることはできますが、保険料の無駄が発生していることも考えられます。

事故への保障に偏った保険となっていないか、検討してみるのも良いかもしれません。

自分の傷害保険からの保険金

生命保険ではなく、傷害保険損害保険)に加入されている方もいらっしゃるかもしれません。

傷害保険についても、相手側やご自身の自動車保険とは関係なく、保険金を受け取ることが可能ということです。

また、傷害保険も、不慮の事故による死亡・傷害・怪我を保障するためのものであり、契約内容に応じて死亡保険金障害保険金入院保険金などが支払われます。

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

ただし生命保険とは違い、傷害保険の保障対象は「不慮の事故によって発生した損害」限定されており、病気による死亡・障害については一切保障されません。

もっとも、交通事故が原因の手首骨折の場合には、保険金を受け取れることになります。

傷害保険から受け取れる保険金としては、以下のようなものが挙げられます。

傷害保険からの保険金
(死亡保険金)
不慮の事故によって被契約者が死亡した場合に支払われる保険金。
後遺障害保険金
不慮の事故によって所定の後遺症が残った場合に支払われる保険金。
入院保険金
不慮の事故によって傷害を負った場合、入院日数に応じて支払われる保険金。
支給条件として、事故から入院までの経過日数に制限が設けられている。
通院保険金
不慮の事故によって傷害を負った場合、通院日数に応じて支払われる保険金。
支給条件として、事故から入院までの経過日数に制限が設けられている。
手術保険金
入院保険金が支払われる場合に、その怪我の治療のために所定の手術を受けた場合に支払われる保険金。
支給条件として、手術の種類や1事故あたりの保険金の支給回数に制限が設けられている。

ギプス固定中は、病院に行かなくても通院日数にカウントされる!?

先ほどもお伝えした通り、手首骨折の場合、入院することもありますが、骨折部位をギプスなどで固定して、後は自宅で安静にし、ほとんど通院しないケースも考えられます。

しかし、骨折の場合、ギプスで固定中には、通院日数にカウントできるようです。

例として、損保ジャパンの傷害保険の約款を見てみました。

被保険者が通院しない場合においても、骨折、脱臼、靱じん帯損傷等の傷害を被った別表3の1.から3.までに掲げる部位を固定するために被保険者以外の医師の指示によりギプス等(注2)を常時装着したときは、その日数について、(略)通院をしたものとみなします。

(略)

(注2)ギプス等

    ギプス、ギプスシーネ、ギプスシャーレ、シーネその他これらに類するものをいいます。

別表3 ギプス等の常時装着により通院をしたものとみなす部位

1.長管骨または脊せき柱

2.長管骨に接続する上肢または下肢の3大関節部分。ただし、長管骨を含めギプス等(注)を装着した場合にかぎります。

3.肋ろっ骨・胸骨。ただし、体幹部にギプス等(注)を装着した場合にかぎります。

これは、自動車保険についても同じことが言えるのですか?

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

自賠責保険においても、同様の条件で、骨折によりギプスなどを常時装着した場合には、その日数も通院日数にカウントされます。

ただし、ギプス固定中に病院への入通院があった場合、重複して対象日とはなりません。

なるほど…それは知っておいて損はない情報でした!

ところで手首骨折の場合、メスなどで切ることなく、骨折した骨の位置を医師が押して元に戻す行為も、領収書に手術と書かれることがあるそうです。

しかし、実際に手術を行っていない場合には、手術保険金は支払われません。

① 公的医療保険制度における医科診療報酬点数表に、手術料の算定対象として列挙されている診療行為(注1)。ただし、次のア.からオ.までのいずれかに該当するものを除きます。

ア.創傷処理

イ.皮膚切開術

ウ.デブリードマン

エ.骨または関節の非観血的または徒手的な整復術、整復固定術および授動術

オ.抜歯手術

②  先進医療(注2)に該当する診療行為(注3)

もちろん、保険会社によって異なることもありますので、ご自身の加入されている保険の約款を確認してみてください。

以上、交通事故で手首骨折の怪我を負った場合に受け取れる保険金について見てきました。

交通事故による手首骨折で受け取れる保険金
自動車保険 他の保険
車乗車中
対人賠償保険、人身傷害保険、無保険車傷害保険、搭乗者傷害保険など 生命保険、傷害保険、生命保険の特約など
自転車乗車中・歩行中
対人賠償保険、人身傷害保険、無保険車傷害保険 生命保険、傷害保険、生命保険の特約など

保険は、ただ入っているだけでなく、いざというときに請求してこそ役に立つものです。

もしも交通事故の被害に遭い、手首骨折の怪我を負ってしまった場合には、相手側からの損害賠償だけでなく、請求できるものはするに越したことはありません。

交通事故に遭わないことが一番良いのは間違いありませんが、いざというときのため、

自分が加入している保険の種類内容

どのようなケースで保険金を受け取ることができるのか

などについて、ご家族と共有しておくことも大切ではないかと思います。

困った時に慌てないように、今のうちに情報を整理しておきましょう。

交通事故による手首骨折の保険金に関して弁護士に無料相談したい方はコチラ!

交通事故による手首骨折の保険金に関して弁護士に無料相談したい方はコチラ!

以上、手首骨折に対する保険金について理解を深めていただけたでしょうか。

自動車保険からの保険金に関して不明・不安な点がある場合には、ぜひ弁護士に相談してみたいと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

最近では、無料相談を行っている弁護士事務所も多いです。

また、被害者の方の自動車保険に弁護士費用特約がついていれば、保険から弁護士費用が支給されます。

しかし、弁護士の知り合いなんていないし、全国に約4万人いる弁護士の中から、誰に相談すれば良いのかなんてわかりませんよね。

今すぐスマホで相談したいなら

そんなときは、今すぐお手元のスマホで弁護士に直接無料相談してみることができます

24時間365日、専属スタッフが待機するフリーダイヤル窓口が設置されているので、いつでも電話できるのは非常に便利ですね。

また、夜間土日も、電話やLINEFacebookで弁護士が無料相談に順次対応しているので、会社が終わった後や休日にも弁護士と無料相談できます!

弁護士に無料相談はこちら

LINE相談のご利用方法はこちら(右上バナーからQRコードを表示)

※無料相談の対象は人身事故のみです。
物損事故のご相談はお受けしておりません。

スマホで無料相談をやっているのは交通事故や事件など、突然生じるトラブルの解決を専門とする弁護士事務所です。

きっと、被害者の方が取るべき対応について、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

地元の弁護士に直接相談したいなら

スマホを持っていない場合など、直接弁護士と会って相談されたいという方も当然いらっしゃると思います。

また、既に弁護士へのご依頼を決めていて、交通事故に強い地元の弁護士をお探しの方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときには、以下の全国弁護士検索サービスがおすすめです。

サーチアイコン弁護士を探す5秒で完了
都道府県から弁護士を探す
北海道
東北
北陸
甲信越
関東
東海
関西
中国
四国
九州
沖縄

都道府県をお選びください

都道府県をお選びください

都道府県をお選びください

都道府県をお選びください

① 交通事故専門のサイトを設け交通事故解決に注力している

② 交通事故の無料相談のサービスを行っている

弁護士を特選して、47都道府県別にまとめています。

何人かの弁護士と無料相談したうえで、相性が良くて頼みやすい弁護士を選ぶ、というのもお勧めの利用法です。

最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、交通事故による手首骨折の保険金についてお悩みの方に一言アドバイスをお願いします!

回答者:アトム法律事務所の岡野弁護士

交通事故の場合、相手側保険会社からの保険金以外に、自分の自動車保険や生命保険、医療保険などからも補償を受けられる可能性があります。

よって、どのような補償内容の保険に加入していて、どのような時に保険金が受け取れるのか、きちんと確認し、整理しておくことをお勧めいたします。

一方、自動車保険からの保険金に関しては、被害者の方だけで交渉しても、思ったよりも低い保険金しか受け取れない可能性もあります。

しかし、保険会社から示談金を提示され、書類にサインしてしまうと、あらためて慰謝料などを請求することは極めて困難になります。

そうなる前に、適正な保険金を受け取れるよう、ぜひ弁護士無料相談を活用してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後までお読みいただけた方には、

交通事故が原因の手首骨折で受け取れる保険金

について、理解を深めていただけたのではないかと思います。

また、自動車保険からの保険金に関して少しでも不明な点がある場合には、弁護士に相談した方が良いと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

自宅から出られない方や、時間のない方は、便利なスマホで無料相談を利用するのがおすすめです!

そうではなく、やっぱり直接会って話がしたいという場合は、全国弁護士検索を使って弁護士を探してみてください。

また、このホームページでは、交通事故に対する保険金や損害賠償に関するその他関連記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください!

上肢の関連記事

弁護士相談/慰謝料のまとめ

目次に
戻る
TOPに
戻る