【失明】他の事故に巻き込まれ認容額9千万円超

HYS 2016年6月30日 | 失明
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認容額 9915万9610円
年齢 54歳
性別 男性
職業 会社員兼新聞配達員
傷病名

右膝脱臼、右膝窩動脈閉塞、頭蓋底骨折、右前頭葉脳挫傷、外傷性脳内出血、急性硬膜外血腫、右外傷性視神経損傷、左肩腱板損傷

障害名 失明
後遺障害等級 2級
判決日 平成16年1月16日
裁判所 さいたま地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成9年11月2日午前3時30分ころ、埼玉県岩槻市大字真福寺先県道において発生した。白岡町方面からさいたま市本面に向けて進行中の加害者運転の自動車が、対向車線を走行し、対向して進行してきたA運転の自動車に正面衝突した。同時刻ころ、同衝突地点の加害者の車進行方向手前左側の電柱に被害者運転の原動機付自転車が衝突し転倒した。

被害者の入通院治療の経過

本件事故により被害者は、平成9年11月2日から平成10年12月21日までの415日間入院し、その後も平成14年7月現在までリハビリのために週2回程度通院している。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、脳挫傷による中枢神経系の障害7級3号、右眼失明8級1号、右大腿骨中央部より切断4級5号、併合2級該当するとされた。

判決の概要

本件事故は、被害者の原付自転車が電柱に衝突して転倒した事故につき、後方から接近した加害者の車両が被害車に衝突したことにより生じたものと認めた事例。

認容された損害額の内訳

入院雑費 62万2500円
将来介護費 1827万2922円
休業損害 2122万6181円
逸失利益 2999万7453円
慰謝料 2700万円
損害の填補 - 695万 9446円
弁護士費用 900万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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