【失明】7歳の被害者が追突事故に巻き込まれた事例

HYS 2016年7月6日 | 失明
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認容額 748万8134円
年齢 7歳
性別 男性
職業 小学校2年生
傷病名

脳挫傷、前頭部挫創、前頭骨陥没骨折、顔面挫創、硬膜内外血腫

障害名 失明
後遺障害等級 7級
判決日 昭和48年2月28日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、昭和43年6月5日午後4時30分頃、葛飾区東堀切2丁目20番21号先交差点において発生した。本件交差点において車同士が出合頭に衝突し、その結果衝突した片方の車が半回転滑走して道路端を歩行中の被害者に衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故により、6度入院(通算日数116日)し現在なお通院中(実日数232日)を要する治療を受けたが完治しなかった。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺症は、右眼失明、前頭部骨欠損、三重線状傷痕等で障害等級7級に該当する。

判決の概要

本件事故は、加害者の仕事の現場監督の補助をしていた者が、そこで使っている下請の車を勤務時間中に運転したという外観がある以上、事故時たまたま建築材料が車に積まれておらず、材料置場に向かうにはやや迂回路であったにしても、加害者には運行供用者責任があると認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 137万6303円
逸失利益 445万4568円
慰謝料 330万円
損害の填補 - 214万 2737円
弁護士費用 50万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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