交通事故慰謝料は弁護士基準(裁判基準)で計算すると〇〇万円も増額!?
「交通事故の慰謝料の計算方法に弁護士基準、裁判基準というのがあると聞いたけどどんなものなのだろうか・・・」
「交通事故の慰謝料を弁護士基準で簡単に計算できる方法はないの?」
交通事故にあわれた被害者の方の中には、そんな不安やお悩みを抱いてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
交通事故に巻き込まれるというのは、はじめての方が多いでしょうから弁護士基準の慰謝料の計算方法なんて知らなくて当然かと思います。
でも、交通事故の慰謝料は弁護士基準で計算すると大幅に増額する可能性があるんです!
このページでは、そんな方のために
- 弁護士基準って一体どういうものなの?
- 弁護士基準の慰謝料はどういう計算方法なの?
- 弁護士基準の慰謝料を簡単に計算できる方法はないの?
- 慰謝料を弁護士基準にするにはどうすればいいの?
といった疑問を解消すべく、徹底的に調査してきました!
専門的な部分や実務的な部分は交通事故と刑事事件を数多く取り扱っている岡野弁護士に解説をお願いしております。
弁護士の岡野です。よろしくお願いします。
弁護士基準の慰謝料の計算方法を知らずに、任意保険会社の提案内容で示談してしまう被害者の方はまだまだ多いです。
一度示談をしてしまうと、その後に追加で請求することはできません。
任意保険会社の提案内容で示談してしまった後に後悔することが無いよう、弁護士基準の慰謝料の計算方法をしっかり理解しておきましょう。
目次
そもそも、当たり前のように弁護士基準や裁判基準という言葉が使われていますが、その内容が詳しくわからない方もいらっしゃるかと思います。
まずは、弁護士基準や裁判基準とは何かということから確認していきましょう。
弁護士基準(裁判基準)とは何か
慰謝料の3つの基準|自賠責・任意保険・弁護士基準
交通事故が発生した場合、それにより生じた慰謝料などの損害賠償額を計算する必要があります。
本来は、交通事故一つ一つ事情が異なるので、個別に事情を踏まえた上で計算する必要がありますが、それだと
- 金額のばらつきが大きくなり、不公平となるおそれがある
- 解決までに時間がかかってしまう
ため、公平かつ迅速に交通事故の賠償問題を解決するため、損害賠償の基準が定められています。
そして、弁護士基準とは、慰謝料等の損害賠償を算出する際に用いる基準の一つであり、弁護士基準を含め、3つの基準が存在します。
自賠責基準
自賠責基準とは、その名のとおり、加入が義務付けられている自賠責保険から支払われる保険金額を算出する際に用いる基準のことをいいます。
自賠責保険は、被害者の損害を最低限度保障するための保険であることから、自賠責基準での賠償額は低額なものになっています。
任意保険基準
任意保険基準とは、その名のとおり、各任意保険会社が慰謝料などの損害賠償を提示する際に用いる基準のことをいいます。
任意保険基準は、保険会社ごとに基準が異なり、かつ非公開とされているので、詳細はわかりません。
もっとも、かつては各任意保険会社共通の基準が存在し、現在もその基準が基礎になっていると考えられています。
その基準においては、自賠責基準よりも若干高い程度のものでした。
弁護士基準
弁護士基準とは、その名のとおり、弁護士が慰謝料などの損害賠償を交渉する際に用いる基準のことをいいます。
弁護士基準は、三つの基準の中で最も高額な基準となっています。
裁判基準
弁護士基準は、裁判の場でも用いられているため、裁判基準とも呼ばれます。
同じ意味の言葉を二つ使うとややこしいので、この記事では、弁護士基準という言葉で説明を進めていきます。
いつ用いられるか | 金額 | |
---|---|---|
自賠責基準 | 自賠責への請求 | 低い |
任意保険基準 | 任意保険の提示 | 自賠責基準より高い |
弁護士基準 =裁判基準 |
・弁護士の交渉 ・裁判 |
最も高い |
色々と書いてありますが、ここでは弁護士基準は、三つの基準の中で最も高額な基準ということだけは覚えておきましょう。
事故の慰謝料の弁護士基準は毎年赤本で公開
交通事故の慰謝料などの弁護士基準は、弁護士が編集委員となり毎年改訂版が発行されている
「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」
という書籍にて公開されています。
この書籍は表紙が赤くなっていることから、通称
と呼ばれています。
この赤本は弁護士などの専門家向けの書籍であり、一般の書店では販売されておりません。
弁護士基準の慰謝料は過去の裁判の集積
この赤本に記載されている弁護士基準の慰謝料は、編集委員が過去の裁判を調査・分析した上でまとめられたものです。
東京地裁の実務に基づき賠償額の基準を示し、参考になる判例を掲載しております。
そのため、先程も申し上げたとおり、この弁護士基準は裁判の場でも目安となる基準になっております。
レポーターの方の報告のとおり、弁護士基準の慰謝料は過去の裁判を基礎に定められたものであることから
弁護士基準の慰謝料が本来あるべき慰謝料の金額
であるといえます。
弁護士基準の慰謝料は過失相殺される
説明してきましたとおり、弁護士基準は最も高い基準ですが、自賠責基準の方が弁護士基準よりも有利な取扱をしている部分があります。
それは
過失相殺
についてです。
被害者に過失が認められる場合、弁護士基準ですと、過失分がそのまま過失相殺されることになります。
それに対し、自賠責基準では
過失が7割未満の場合には過失相殺をしない
という取扱をしています。
以下の表には、弁護士基準と自賠責基準の大まかな違いをまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
基準 | 弁護士基準 | 自賠責基準 |
---|---|---|
金額 | 最も高い | 最低保障 |
過失減額 | される | 一定の場合されない |
限度額 | 無制限 | 120万円※ |
※自賠責の限度額は傷害分のみ
この過失相殺の取扱により、被害者の過失割合が大きい場合には
弁護士基準よりも自賠責基準の方が慰謝料を多く受け取れる
こともあるので、注意しましょう。
入通院慰謝料の弁護士基準
弁護士基準の慰謝料は日額ではないが通院日数が影響?
弁護士基準の基礎知識を押さえたところで、ここからは具体的な弁護士基準の慰謝料を見ていきましょう。
まずは、交通事故で入通院したことに対する慰謝料の弁護士基準から見ていきたいと思います。
弁護士基準の入通院慰謝料は、自賠責基準のように日額ではなく、入通院期間を基礎に金額が定められています。
ただし、通院が長期にわたる場合には
実通院日数の3〜3.5倍を慰謝料算定のための通院期間の目安とすることがあります。
自賠責保険の慰謝料の計算方法との違いは以下の表のようになります。
弁護士基準 | 自賠責基準 | |
---|---|---|
金額の定め方 | 入通院期間 | 日額4,200円 |
慰謝料算定の通院期間 | 原則:入通院期間 例外:実通院日数の3.5倍※ |
・入院日数+実通院日数×2 ・総治療期間 のいずれか少ない方 |
※他覚所見のないむち打ち症の場合は3倍
弁護士基準の慰謝料算定の通院期間は、あくまで入通院期間が原則です。
相手方から、実通院日数の3〜3.5倍を通院期間として算定すると主張された場合には、それが正当か弁護士に相談してみましょう。
追突事故等でむち打ち・打撲の慰謝料の弁護士基準表
赤本に掲載されている入通院慰謝料の弁護士基準の表には二種類あります。
その一つである、追突事故等でむち打ち・打撲で他覚所見のない場合の入通院慰謝料の表は以下の画像のようになっています。
表の見方としては、たとえば入院はせず(入院0ヶ月)、通院を1ヶ月した場合には、19万円の入通院慰謝料が支払われることになります。
通院期間が長いほど慰謝料が増えるのであれば、いつまでも通院していた方が得なように思えるのですが、実際はどうなのでしょうか?
あくまで、この表が適用されるのは交通事故により、入通院が必要と判断される期間に限られます。
必要な範囲を超えた期間についての慰謝料の請求は、単純に認められないだけではなく
- 必要な範囲を超えた期間の治療費も支払ってもらえず自己負担となる
- 場合によっては、詐欺罪に問われる可能性も考えられる
ので注意しましょう。
通常の入通院慰謝料の弁護士基準表
続いて、先ほどの場合以外の通常の入通院慰謝料の表は以下の画像のようになっています。
表の見方としては、たとえば入院を5ヶ月、通院を12ヶ月した場合には、280万円の入通院慰謝料が支払われることになります。
先ほどの表に比べると、かなり金額が高くなっていますね!
誤って違う方の表を使ってしまうと、慰謝料の見通しが大幅に狂うことになるので注意しましょう。
任意保険・弁護士基準の慰謝料の差額は?
弁護士基準が最も高い基準だということはわかりましたが、気になるのは
実際に任意保険基準からどれくらい増額するのか
ということですよね!
そこで、特別に旧統一任意保険基準の入通院慰謝料表を確認させてもらい、弁護士基準との差額を調べてみました!
その調査結果が以下の表になります。
月数 | 通院慰謝料 | 入院慰謝料 |
---|---|---|
1 | 6.4万 | 9.8万 |
2 | 10.8万 | 15.6万 |
3 | 15.2万 | 16.4万 |
4 | 19.1万 | 20.2万 |
5 | 22.3万 | 21.6万 |
6 | 24.7万 | 23.5万 |
7 | 26.4万 | 23.9万 |
※他覚所見のないむち打ち症を想定
割合軽症なむち打ちの通院でも、5ヶ月を超えると20万円以上も増額するんですね!
弁護士費用は20万円からという法律事務所が比較的多いことからすれば、弁護士特約に加入していない割合軽症なむち打ちでも
5ヶ月以上の通院
をしている場合には、弁護士に依頼するメリットがあるかもしれませんので、弁護士に相談だけでもしてみましょう。
後遺障害の慰謝料の弁護士基準
後遺障害の慰謝料の弁護士基準表
交通事故による入通院を続けても、怪我をした箇所に痛みや痺れなどの後遺症が残ってしまうことがあります。
そういった場合、後遺障害申請というものを行い、第三者的な立場にある後遺障害の認定機関によって、残っている症状が後遺障害に該当するかを判断されます。
後遺障害には1級から14級までの等級があり、どの等級になるかによって、慰謝料の金額が決まります。
そして、後遺障害の慰謝料の弁護士基準は以下の画像の表のようになっています。
上位の等級になると慰謝料が1000万円を超えることもあるんですね!
後遺障害の等級が認定されると慰謝料は大幅に増額するので、適切な後遺障害等級を獲得することが重要になってきます。
任意保険基準との差額を14級まで全てご紹介!
もっとも、後遺障害の慰謝料でも気になるのは
実際に任意保険基準からどれくらい増額するのか
ということですよね!
そこで、こちらも特別に旧統一任意保険基準を確認させてもらい、弁護士基準との差額を調べてみました!
その調査結果が以下の表になります。
等級 | 任意保険基準 | 弁護士基準との差額 |
---|---|---|
第1級 | 1300万 | 1500万 |
第2級 | 1120万 | 1250万 |
第3級 | 950万 | 1040万 |
第4級 | 800万 | 870万 |
第5級 | 700万 | 700万 |
第6級 | 600万 | 580万 |
第7級 | 500万 | 500万 |
第8級 | 400万 | 430万 |
第9級 | 300万 | 390万 |
第10級 | 200万 | 350万 |
第11級 | 150万 | 270万 |
第12級 | 100万 | 190万 |
第13級 | 60万 | 120万 |
第14級 | 40万 | 70万 |
ほとんどの等級で倍以上、等級によっては3倍も金額が変わってくるんですね!
ご覧のとおり、後遺障害の慰謝料は弁護士基準で計算すると大幅に増額するため、弁護士基準で請求する必要性が特に高いといえます。
死亡した場合の慰謝料の弁護士基準
死亡した場合の慰謝料の弁護士基準表
被害者が死亡してしまった場合にも慰謝料の請求が認められます。
そして、死亡した場合の慰謝料の弁護士基準は以下の画像の表のようになります。
なお、検証のため自賠責基準の死亡慰謝料も併せて記載してみました。
被害者の立場 | 弁護士基準 | 自賠責基準※ |
---|---|---|
一家の支柱 | 2800万 | 350万 |
母親、配偶者 | 2500万 | |
その他 | 2000万〜2500万 |
※別途遺族の慰謝料請求可
自賠責基準では定額なのに対し、弁護士基準では被害者の立場により金額が変わってくるんですね。
一点注意すべきなのは、死亡した場合の慰謝料は
- 死亡してしまった被害者本人の慰謝料
- 遺族の慰謝料
の二種類が考えられるということです。
そして、上の弁護士基準は二種類を合計した金額なのに対し、自賠責基準は本人の慰謝料のみの金額となっています。
任意保険・弁護士基準の慰謝料の差額は?
もっとも、死亡の慰謝料でも気になるのは
実際に任意保険基準からどれくらい増額するのか
ということですよね!
そこで、こちらも特別旧統一任意保険基準を確認させてもらい、弁護士基準との差額を調べてみました!
その調査結果が以下の表になります。
被害者の立場 | 任意保険基準 | 弁護士基準との差額 |
---|---|---|
一家の支柱 | 1500万〜2000万 | 800万〜1300万 |
母親、配偶者 | 1200万〜1500万 | 1000万〜1300万 |
その他 | 1300万〜1600万 | 400万〜1200万 |
1000万円以上も増額することが多いんですね!
後遺障害同様、死亡慰謝料も弁護士基準で計算すると大幅に増額するため、弁護士基準で請求する必要性が特に高いといえます。
交通事故の慰謝料を弁護士基準にするには?
弁護士基準の慰謝料を簡単に計算できる方法をご紹介!
交通事故の慰謝料を弁護士基準で計算すると大幅に増額することはお分かりいただけたかと思います。
でも、ご自身で慰謝料を一つ一つ弁護士基準で計算するのは手間が掛かりますよね。
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注意すべきなのは、慰謝料計算機で算出される金額はあくまでおおよその金額だということです。
正確な弁護士基準での慰謝料等の損害賠償額を知りたいという方は、直接弁護士に相談してみましょう。
弁護士基準で慰謝料を示談するなら弁護士に!
もっとも、被害者の方がご本人で慰謝料を弁護士基準で計算して請求しても、相手方保険会社は支払いに応じてはくれません。
先ほど、説明したとおり、弁護士基準は過去の裁判を基礎に作成されたものです。
弁護士が交渉する場合、示談が成立しなければ裁判を提起することになります。
そして、裁判が提起されれば、過去の裁判を基礎に作成された弁護士基準の金額の判決が出る可能性が高いです。
どちらにせよ支払う金額が変わらないのであればということで、相手方保険会社は、弁護士が交渉すると
裁判をしなくても弁護士基準を基礎にした示談
に応じるのです。
一方、弁護士以外の場合、実際に適切な裁判をするのは難しいと保険会社は考えるため、弁護士以外では弁護士基準での示談に応じてくれないのです。
示談の段階で慰謝料を弁護士基準にするには、弁護士に依頼することが最も迅速かつ確実であるといえます。
さらに、損害賠償の項目は慰謝料以外にもあり、弁護士に依頼すると
介護費用・休業損害・逸失利益
といった項目も大幅に増額する可能性があります。
また、弁護士に依頼すれば、
煩わしい相手方保険会社とのやりとりからも逃れられる
ことができます。
そして、先ほど、適切な後遺障害等級の獲得が重要という話がありましたが、
適切な後遺障害等級獲得の可能性を高められる
というのも、後遺障害の申請を弁護士に頼むメリットのひとつです。
弁護士費用特約を使用できる
場合には、弁護士費用の負担なく弁護士に依頼する事が可能ですので、弁護士に依頼すべきでしょう。
また、弁護士費用特約が使用できない場合でも
- 死亡事故や後遺障害が認定されている交通事故
- 長期の入院をした交通事故
の場合には、増額の幅が大きく、弁護士費用を差し引いてもお手元に残る金額が増える可能性が高いので、弁護士に依頼すべきでしょう。
弁護士に相談してみれば、増額の見込と弁護士費用を教えてくれることも多いので、まずは相談だけでもしてみましょう。
最後に、交通事故を弁護士に依頼するメリットについて、表にまとめてみましたので、参考にしてみて下さい!
本人で交渉 | 弁護士に依頼 | |
---|---|---|
相手方との交渉 | 時間的・心理的負担 | 負担から解放 |
慰謝料 | 相手方の提示が基本 | 大幅に増額 |
慰謝料以外の損害 | 相手方の提示が基本 | ・介護費用 ・休業損害 ・逸失利益 等も大幅に増額 |
後遺障害等級認定 | 不十分な申請の可能性 | 適切な申請が可能 |
弁護士費用 | なし | ・あり ・弁護士特約なら実質負担なし |
弁護士基準の慰謝料に関するお悩みは弁護士に無料相談を!
お手元のスマホで相談するなら
ここまで、弁護士基準の慰謝料についてご説明してきましたが、読んだだけではわからない疑問が浮かんできた人もいるのではないでしょうか?
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最後に一言アドバイス
では、岡野弁護士、最後にまとめの一言をお願いします。
弁護士基準で慰謝料を計算すると、慰謝料が大幅に増額することが多いです。
交通事故に強い弁護士であれば、弁護士に依頼し、弁護士基準で示談した方がお手元に残る金額が高くなるかどうかの見込みを教えてくれるはずです。
提示の慰謝料よりもお手元に残る金額が増える可能性があるのか少しでも疑問に思われた方はまず、弁護士に相談だけでもしてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
このページを最後までご覧になってくださった方は
- 弁護士基準とは弁護士が交渉する際に用いられる損害賠償の基準
- 弁護士基準の慰謝料の計算方法は三つの基準の中で最も高額
- 弁護士基準の慰謝料は慰謝料計算機で簡単に計算できる
- 弁護士基準で示談するには弁護士に依頼するのが最も迅速かつ確実
について、理解が深まったのではないでしょうか。
このページだけではわからなかったことがあるという方は
も利用してみてください。
このページが、少しでも交通事故に遭われた方のお役に立てれば何よりです。
交通事故慰謝料についてのQ&A
交通事故慰謝料における「弁護士基準」とは?
交通事故の慰謝料は、①自賠責基準②任意保険会社基準③弁護士基準のいずれかに基づき算出されます。弁護士が慰謝料などの損害賠償を交渉する際に用いる「弁護士基準」が最も高額な基準となっていますが、被害者の過失割合が大きい場合には弁護士基準よりも自賠責基準の方が慰謝料を多く受け取れることもあるので、注意しましょう。 慰謝料の3つの基準を詳しく解説
任意保険・弁護士基準の慰謝料の差額は?
症状や通院期間によって異なりますが、比較的軽症なむち打ちの通院でも、5ヶ月を超えると20万円以上も増額するケースがあります。弁護士費用は20万円からという法律事務所が比較的多いことから、①弁護士特約に未加入②軽症なむち打ちのような場合でも5ヶ月以上通院している、こういった場合は弁護士に依頼するメリットがあるかもしれません。このような場合は、ぜひ一度弁護士に相談してみましょう。 任意保険・弁護士基準の慰謝料の差額一覧表
示談の段階で慰謝料を弁護士基準にするには?
示談の段階で慰謝料を弁護士基準にするには、弁護士に依頼することが最も迅速かつ確実です。被害者の方がご本人で慰謝料を弁護士基準で計算して請求しても、保険会社は弁護士基準での示談に応じてくれません。弁護士に依頼をすると、休業損害・逸失利益・介護費用などの慰謝料以外の損害賠償の項目も大幅に増額する可能性があるので、ぜひ一度ご相談ください。 弁護士基準で示談するなら弁護士に!
この記事の監修弁護士
岡野武志弁護士
アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階
第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。