【失明】被害者である歩行者に過失を認めた事例
認容額 | 605万8757円 |
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年齢 | 63歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
傷病名 | 頭部外傷、顔面多発性挫創、胸腹部打撲傷、右手挫創、左大腿挫傷、左下腿骨骨折 |
障害名 | 失明 |
後遺障害等級 | 1級 |
判決日 | 昭和52年8月9日 |
裁判所 | 大阪地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、昭和49年6月3日午後9時40分頃、明石市魚住町中尾259番地の3先道路上において発生した。本件事故現場道路南端を東から西へ歩行していた被害者が、西進してきた加害者の車に追突され、その衝撃により約5mはね飛ばされた。
被害者の入通院治療の経過
本件事故により被害者は、事故当日から約6ヶ月間入院し治療を行った。
後遺障害の内容
被害者は本件事故より、両眼失明、四肢運動麻痺、言語障害、著しい精神機能障害の、後遺障害別等級表第1級に該当する後遺障害が残った。
判決の概要
本件事故は、夜間、見通しのよい道路を歩行中の被害者が、前方不注視の加害車両(タクシー)に衝突された事故において、同人は、対向進行してくる同車両を認め得たはずであるのに、漫然と道路中央方向へ斜めに進出した過失により、同車両の進路を塞ぐ形となり、衝突されるに至ったものであり、30%の過失相殺が相当である。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 222万3756円 |
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入院付添費 | 95万8870円 |
慰謝料 | 1000万円 |
付添介助費、雑費 | 1101万 9350円 |
既払金 | - 1143万 2626円 |
弁護士費用 | 55万円 |
過失相殺 | - 726万0592円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。