おかまほられたら儲かるの?追突事故のお金は「増額の交渉」が正解

Q1.「おかまほられた」とはどういうこと?

後続車から追突されたことを「おかまほられた」と表現する場合があります。
いわゆる「追突事故」のことです。

Q2.おかまほられてもらえるお金は?

追突事故でもらえるお金の内訳を示します。
基本的なものになりますので、全ての人がこの通りとは限りません。

追突事故で受けとるお金(人身部分):一部
積極損害
治療費 ケガの治療にかかった費用
通院交通費 治療のための交通費
入院雑費 入院にかかった費用
将来介護費 家族介護/職業人介護の費用
弁護士費用 事故解決のための弁護士依頼費用
消極損害
休業損害 働けないことでの収入減への補てん
逸失利益 労働能力低下に伴う収入減への補てん
精神的損害
入通院慰謝料 入通院や痛みなど精神的苦痛への金銭
後遺障害慰謝料 後遺障害を負った精神的苦痛への金銭

受けとるお金は積極損害消極損害精神的損害に分かれます。
積極損害とは、事故により被害者が支出することを避けられない損害のことをいいます。
反対に、消極損害とは、交通事故がなければ得られたと予想される収益が得られなくなった損害のことです。

また、壊れたものの修理費用等が物損部分への損害賠償として認められます。

Q3.おかまほられたら儲かるの?

慰謝料を受けとることを「儲かる」と考える人もいるでしょう。
しかし実際にかかる手間や、受けた損害を考慮すると「儲かる」とは言いがたいでしょう。

Q2で回答した通り、追突事故で受けとるお金は「積極損害」「消極損害」「精神的損害」の3つに大別されます。
積極損害は実際にお金を支払ったことに対する補てんですし、消極損害も同様に、失われた将来の利益を受けとっているにすぎません。

このように考えると、おかまをほられて儲かると、あえて考えるとすれば慰謝料などの精神的損害のことでしょう。

ちなみに、慰謝料はどんな事故でも認められるというわけではありません。

慰謝料の認められる範囲

・人身事故:認められる
・物損事故:認められない

おかまほられた、つまり追突事故で人身部分に損害が発生しているときに慰謝料を請求することが可能です。
そして人身事故として届け出るためには病院の診断書が必要です。

こういった手間や実際の痛みに対する補償を受けているにすぎず、「儲かる」という感覚には当てはまらないかと思います。

Q4.おかまほられたとき慰謝料で儲ける方法はある?

慰謝料の金額には、「通院の長さ」が関係しています。
原則としては、通院が長くなるにつれて受けとる慰謝料は増えていくのです。
しかし長いだけで中身をともなわない通院を続けると、むしろ治療費などの損害賠償が受けとれない可能性があります。

「おかまほられて儲ける」というよりは、適切な水準で慰謝料を受けとるという考え方にチェンジしましょう。

損害賠償は「儲ける」のではなく「増額を交渉する」ことがポイント

損害賠償(慰謝料)については算定基準が3つあります。
①自賠責保険の基準
②任意保険の基準
弁護士基準
相手方の保険会社から提案を受ける時には、おそらく①自賠責保険の基準または②任意保険の基準で提案されるでしょう。

しかし、弁護士基準で算定するときが最も慰謝料相場が高くなります。
弁護士基準で算定されることで慰謝料は増額します。
儲けるのではなく、増額が重要なのです。

「弁護士に依頼すると大ごとになりそう…」
このようにお考えではありませんか?
たとえばアトム法律事務所なら、24時間・365日いつでも相談予約を受け付けています。
被害者の来所なしで増額交渉に成功しているケースも豊富です。
あなたは自宅に居ながら、日常生活を送りながら、解決を目指せます!

弁護士に無料相談はこちら

※無料相談の対象は人身事故のみです。
物損事故のご相談はお受けしておりません。

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

よくあるQ&A

通院の関連記事

弁護士費用のまとめ