事故相手の保険会社から連絡がない場合は待ってればいいの?

Q1.事故相手の保険会社から連絡がない理由は?

連絡がこない理由として考えられるものは4つあります。

保険会社から連絡がこない理由

①加害者が任意保険に加入していない
②加害者が加害者自身の保険会社に連絡していない
③加害者が自分の過失を否定している
④加害者加入の任意保険会社内での連絡不備

くわしく解説していきます。

①加害者が任意保険未加入

交通事故の示談交渉は加害者側の保険会社とおこないます。それは相手方の保険会社が「示談代行」を保険加入者向けのサービス(つまり加害者に対するサービス)として行っているためです。
示談代行サービスをおこなっているのは、任意保険会社のみであり、自賠責保険会社はおこなっていません。

自動車の運転者は自賠責保険加入の義務がありますが、任意保険への加入は義務ではありません。
相手方が任意保険未加入であれば、示談交渉の相手は加害者本人ということです。自賠責保険会社からの連絡はいくら待っても来ません。

②加害者が保険会社に連絡していない

保険会社が事故発生を知らない状態ですので、連絡は来ません。

この場合は、加害者自身に保険会社への連絡をするように伝えましょう。

③加害者が過失割合を否定

相手方の保険会社が損害賠償を支払うのは、加害者に損害賠償の義務があるからです。つまり、加害者側に損害賠償する義務がないと保険会社が判断すると、支払い義務も発生しないものとして、対応がないと考えられます。

保険会社は加害者からの連絡を受けて交通事故の発生を知ります。
加害者が自身に過失がないと主張していると推定できるでしょう。
加害者にも過失が認められることを相手の保険会社に伝える必要があります。

④保険会社内の連絡不備

保険会社内での対応が遅いということが考えられます。
連絡が遅延している理由を確認して、改善を依頼しましょう。

Q2.事故の相手から連絡がこない時はどうするべき?

相手方から連絡がこない時は
①加害者本人に連絡を取ってみる
②加害者加入の任意保険会社に連絡を取ってみる
のいずれかになります。

連絡がこない理由に応じた対策が必要です。

事故相手から連絡がこない場合
理由 対策
加害者が任意保険未加入 加害者本人と示談交渉開始
加害者が保険会社に未連絡 加害者に連絡を促す
加害者が過失割合を否定 保険会社に加害者の過失を説明
保険会社内の連絡不備 保険会社に連絡を求める

理由はQ1にて解説していますので、まだご覧になっていない場合はぜひご一読ください。

Q3.連絡してこない保険会社の対応に不満がある時は?

保険会社に苦情を申し立て、場合によっては担当者の変更も検討しましょう。

まず、保険会社内で改善を求めるには次の2つの連絡先が有力です。
①事故担当者の上司
②保険会社の相談窓口

まずはひと呼吸おいて、事実を冷静に伝えることがポイントになります。

とはいえ、対応が悪いということで非常に不快な想いをされていることと思います。怪我の治療と並行していたり、むずかしい専門用語をならべられたり、ましてや本当に怪我しているのかと疑われたり…。

・保険会社の連絡が遅い
・事故担当者の対応が悪い
・保険会社とのやりとりがストレスだ
このようなお悩みについては、弁護士に依頼することで改善できる可能性があります。

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被害者の依頼を受けた弁護士は、相手方との窓口となって交渉を進めます。法律の専門知識をもっている交渉の専門家ですので、被害者の方にとっては心強い味方といえるでしょう。

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この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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