「自動車事故特約」は必要!?その補償内容や適用の範囲について専門家が解説

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「自動車事故特約」は必要!?その補償内容や適用の範囲について専門家が解説

車を運転されている方は、任意の自動車保険に加入されている方が多くいらっしゃるはずです。

その自動車保険には、様々な補償や特約を付けることが可能となっています。

その中に、自動車事故特約というものがあるのをご存知ですか?

その特約があれば、保険会社から補償される事故の範囲拡大することができます。

それだけ聞くと、良い特約のような気がしてしまいますが、

自動車事故特約の補償の範囲とは?自転車での事故も補償される?

そもそも自動車事故特約は必要なの?

交通事故特約との違いとは?

など、わからないことも多くありますよね。

そこで今回このページでは、自動車事故特約の内容や必要性について、疑問をお持ちの皆さまと一緒に見ていきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

よろしくお願いします。

特約を増やせば、手厚い補償を受けられることは確かです。

しかし、その分保険料も高くなってしまいます。

本当に必要な補償を見極め、保険料との兼ね合いを考えることも重要です。

今回は、自動車事故特約について、可能な限りわかりやすく解説していきたいと思います。

自動車保険を見直すにあたっては、どの補償を増やそうか…逆に保険料を下げるために外しても良い補償はどれなのか…迷うところですよね。

その中でも、保険料を負担してでも自動車事故特約を付けたいと思う方もいれば、自動車事故特約は外しても良いという方もいらっしゃるでしょう。

実際のところ、自動車事故特約とはどういうもので、本当に必要なのかどうか、ここから一緒に見ていきましょう!

人身傷害保険の「自動車事故特約」について調査

人身傷害保険の「自動車事故特約」について調査

自動車事故特約について勉強する前に、「人身傷害(補償)保険」という言葉を聞いたことがありますか?

人身傷害保険とは、自動車の任意保険の補償の1つ。

相手側の有無や過失割合に関係なく、 被保険者の方が車の事故により傷病を負った場合に、契約した保険契約に定められた基準額に基づき、保険会社から実損を補填する形で保険金の支払いを受けられる保険となっています。

交通事故においては、通常、過失割合が少ない方が被害者とされます。

とはいえ、過失割合の大きい加害者側も怪我をしているケースも考えられます。

人身傷害保険が付いていれば、過失割合の大きい加害者であっても、怪我をしている場合には治療費などの実損に対する補償を受けることができます。

被害者の方に少しでも過失がある場合には、その分、相手側から受け取れる損害賠償金も少なくなってしまうのですが、その分もカバーされるということですね!

また、ひき逃げなどのように、損害賠償請求する相手がいないような場合にも、実損に対する補償については受け取ることができるという優しい保険です。

通常の自動車の任意保険に加入する際、オプションとして付けることができる保険となっています。

事故の相手側との示談を待たずに保険金の支払いを受けることができ、カバーされる範囲も広いという、非常にメリットの大きい保険なのです。

人身傷害保険のメリット

過失割合がある場合でも保険金を受け取れる

相手側との示談よりも先に保険金を受け取れる

適用範囲が広い

ただし通常人身傷害保険の対象となるのは、保険を契約している車に乗っているときの事故となります。

しかし、その人身傷害保険に、自動車事故特約という特約を付けると、適用範囲をさらに広げられる可能性があります。

多くの自動車保険会社がありますが、「自動車事故特約」という名称を謳っているのは、あいおい三井住友海上セコムのようです。

よって、ここからはその3社の「自動車事故特約」について詳しく見ていきましょう。

自動車事故特約の補償内容とは

3社ともほぼ同じですが、自動車事故特約とは、「人身傷害保険」で補償される事故の範囲を拡大する特約です。

歩行中自転車乗車中、または特約の条件を満たす他人の自動車に乗車中の自動車事故より、被保険者もしくはご家族が死傷した場合にも、保険金が支払われるようになります。

補償を受けられる方・補償される事故
人身傷害保険 自動車事故特約
契約車に乗車中の方 契約車に乗車中の事故
被保険者およびそのご家族 契約車以外の車に乗車中の事故
×
歩行中や自転車運転中の車との接触等による事故
×

※ 保険会社によっては、補償される事故の範囲が異なる場合もある。

ちなみに、被保険者およびそのご家族とは、以下の通りとなっています。

被保険者およびそのご家族

記名被保険者

記名被保険者の配偶者(内縁を含む)

記名被保険者またはその配偶者の同居の親族

記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚(これまでに婚姻歴がないことをいう)の子

上記は基本ですが、他に注釈などがある場合もありますので、詳しくは加入されているご自身の保険の約款などを確認してみてください。

また、たとえば損保ジャパンの場合には人身傷害車外事故特約など、他の名称で同じ内容の特約を設定している保険会社がほとんどです。

あいおい三井住友海上セコム以外の保険に加入されている方も、ぜひご自身の契約内容を確認してみてください。

自動車事故特約を使えないケースとは

ここまで見てくると、一見万能のように思える自動車事故特約(人身傷害保険)ですが、使えないケースも存在しています。

使えないケースとは、以下のような場合になります。

適用されないケースの一例

① 被保険者に故意または極めて重大な過失がある場合

② 無免許や酒酔い運転、麻薬などの影響により正当な運転ができない恐れがある状態に起きた事故の場合

③ 被保険者の闘争行為、自殺行為または犯罪行為による事故の場合

たとえば、わざと交通事故にあった場合や、無免許や酒酔い運転をした場合には、当たり前ではありますが、人身傷害保険は適用されないんですね。

よって、自動車事故特約も適用されないことになります。

(参考)交通事故特約とは

ところで、あいおいニッセイ同和の場合、交通事故特約という特約もあるようです。

「自動車事故」と「交通事故」…名前的には同じようなものかと思いますが、交通事故特約とはどのようなものなのでしょうか?

調べてみたところ、交通事故特約とは、自動車事故に加え、自動車事故以外の交通事故で被保険者が死傷した場合にも、保険金が支払われるという特約のようです。

自動車事故以外の交通事故

自転車に乗車中の車以外との事故

駅構内の階段で転んで怪我をした場合などの事故

つまり、自動車事故特約の範囲を広げ、さらに手厚い補償を受けられるものなんですね。

「自動車事故特約」は必要?その他に必要な特約とは…

「自動車事故特約」は必要?その他に必要な特約とは…

以上、自動車事故特約について見てきました。

大きなメリットがあるように思えますが、特約を付ければ、その分毎月の保険料高くなります。

保険料を払ってまで、自動車事故特約は必要なのでしょうか?

自動車事故特約の必要性

考え方は人それぞれですが、基本的に自動車保険とは、自分の所有する車の事故による損害賠償に備えるためのものです。

もちろん、所有する車以外での事故や、歩行中の事故による怪我に備え、人身傷害保険に自動車事故特約を付けるのは良いと思います。

一方、歩行中などの怪我は交通事故だけが原因ではありません。

交通事故が原因でも、転んで怪我をした場合でも、相手側からの補償を有無を除いては、大きな違いはないはずです。

しかし、自動車事故特約の場合には、ご自身の保険から受け取れる補償について、交通事故だけを特別視することになります。

交通事故が原因であっても、怪我に対する補償としては、健康保険労災保険生命保険傷害保険などによる補償も利用することができます。

その場合、病気が原因であっても同じ補償を受けることが可能です。

自動車事故特約に加入すれば、月々250円~450円程度の費用がかかることが多いそうです。

その分、他の保険に保険料をかけた方が、交通事故に限らず、あらゆる原因による怪我に対し、広く補償を受けられることになります。

また、この特約はご家族のどなたかが加入していれば、対象となるご家族の方全員が補償を受けることが可能です。

よって、車1台ごとに加入する必要はありません。

ということで、

他の保険の補償内容と重複していないか

家族内で補償内容が重複していないか

他の保険に保険料を回した方が良いか

など、これを機会に見直してみるのも良いかもしれません。

一方で、子供の怪我の原因を見てみると、以下に大分されるようです。

子供の怪我の原因
転落・転倒
溺水
熱傷・感電
擦り傷・切り傷など
誤飲・誤嚥・窒息
交通事故

よって、遊び盛りの小さなお子様のいるご家庭の場合には、交通事故による怪我に備えて、自動車事故特約に加入するのも良いのかもしれません。

また、生命保険や傷害保険に加入されていない方も、入って損はないのかもしれません。

【参考】オススメの特約は「弁護士費用特約」

以上、自動車事故特約について見てきました。

生命保険など、他の保険に加入されているのであれば、保険料を払ってまで付けなくても良いのかな…という印象を持った方もいらっしゃるかもしれません。

一方で、「これは付けておいた方が良い!」というオススメの特約があります。

それが弁護士費用特約です。

弁護士費用特約とは、被害者の方ご自身の任意保険に付いている特約です。

交通事故の示談交渉を弁護士に依頼する場合に、300万円を上限として、保険会社が弁護士費用を支払ってくれる内容のものがほとんどです。

また、弁護士に相談した場合の相談料についても、10万円を上限に支払われる内容になっているものがほとんどです。

ご自身の加入している保険に弁護士費用特約が付いていれば、自分で弁護士費用を支払わなくても弁護士に依頼できるんですね!!

なかなか思うように進まない保険会社との示談交渉…。

弁護士に示談交渉を依頼できれば、たくさんのメリットを得ることができるんです。

そのメリットを、弁護士費用負担なしで得られるのは、非常に大きなメリットと言えますね。

ただし、任意保険会社の運用によっては、自賠責保険から支給された分については、経済的利益に含まないとされる場合もあります。

その場合には、自賠責から支給された金額分の支払いを拒否されることがあります。

制限されるケースはあるものの、大変でストレスもかかる示談交渉を、費用負担を少なく弁護士に依頼できるものになります。

保険料は月々100円~300円の値上がりになりますが、得られるメリットを考えると安いものではないでしょうか。

弁護士費用特約について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧になってみてください。

自動車事故特約を含む保険会社との交渉について弁護士に無料相談したい方はコチラ!

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以上、自動車事故特約の内容や必要性について理解を深めていただけたでしょうか。

もしも加入されている場合には、ご自身に過失がある場合や、歩行中などに交通事故にあった場合にも、補償を受けられる可能性があります。

一方で、交通事故の被害にあった場合、相手側の保険会社とも示談交渉を行わなければなりません。

相手側との示談交渉に関しては、ぜひ弁護士に相談していただきたいと思っています。

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最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、自動車事故特約を含む保険会社からの補償に関してお悩みの方に一言アドバイスをお願いします!

この記事をお読みになって、自動車事故特約の保険料と必要性の兼ね合いについて理解を深めていただけていれば幸いです。

一方、相手側やご自身の保険会社からの保険金の支払いについて揉めてしまうような場合には、ぜひ弁護士相談していただければと思っています。

面倒な手続きや交渉などのお力にもなれるため、怪我の治療に専念していただけるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後までお読みいただけた方には、

自動車事故特約の内容や必要性

について、理解を深めていただけたのではないかと思います。

相手側の保険会社との示談交渉においては、弁護士費用特約などを利用して、弁護士に相談した方が良いと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

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