交通事故相手の連絡先がわからない!後からでも確認はできる?

Q1.交通事故相手の連絡先を聞きそびれた!確認方法はある?

警察を呼んでいる場合は「交通事故証明書」により確認可能です。

交通事故にあったときの義務行動として次の2つが定められています。
被害者の救護
警察への連絡

連絡を受けた警察は現場検証や事故当時者への状況確認をおこないます。
このように警察へ連絡することで、自動車安全運転センターで作成される書類が「交通事故証明書」です。

交通事故証明書とは

自動車安全運転センターで作成される、交通事故があった事実を証明する書類

交通事故証明書には相手方の連絡先が記載されています。自動車安全運転センターに取り寄せるようにしましょう。
取得方法は①窓口申請、②郵送申請、③オンライン申請の3つがあります。

もっとも、交通事故証明書にも取得可能期間が設定されています。
以下の通り人身事故と物損事故で期間が異なりますので、注意してください。

交通事故証明書の取得期間
人身事故 物損事故
事故発生から5 事故発生から3

Q2.交通事故相手が連絡先を教えてくれないときは?

警察さえ呼んでいれば後から交通事故証明書で連絡先を知ることは可能です。

警察への連絡は、一般的には加害者側がおこなう傾向にあります。
しかし<加害者がすること>と決められているのではなく、むしろ加害者・被害者の両方に課せられた義務なのです。

連絡先を教えてくれない相手の場合は、この後の対応にも不安が残ります。警察への連絡も、被害者自身で早めにおこなうほうが確実でしょう。そして、警察到着まで相手が事故現場から離れないように注意が必要です。

Q3.相手が連絡先を教えてくれないとどうなる?

交通事故の損害賠償が適切におこなわれない、また、適切におこなえない可能性があります。

相手が任意保険に加入している場合、被害者がやり取りをするのは主に相手の保険会社の担当者です。
通常は、交通事故が発生したことを加害者が加害者自身の任意保険会社に連絡します。
そして加害者の任意保険会社から被害者に連絡があるでしょう。

しかし、まず最初に相手方の保険会社から連絡がこない時などには、加害者本人に進捗確認をおこなわないといけません。
なぜなら、加害者自身が交通事故の発生を自分の保険会社に連絡していない可能性もあるためです。

連絡先の交換を無理におこなうことはできませんが、「損害賠償について適切に対応するために連絡先を交換したい」と申し出て、納得を得るのが一番です。

相手に対する不信感がぬぐえない

交通事故相手の連絡先がわからない・教えてもらえないという状況は非常に不安になります。
その後の示談でもスムーズにコミュニケーションがとれない可能性も考えられるのです。

このような相手方とのやり取りは、早めに万全の対策をとることがポイントでしょう。
被害者向けに無料相談をおこなう法律事務所は多数ありますので、弁護士に事情を相談してみることをおすすめします。

以下は年中無休・24時間体制で弁護士への無料相談予約を受け付けている窓口のご案内です。
電話だけでなく、LINEでの相談も可能ですので、弁護士依頼にハードルの高さを感じる必要はありませんよ。

弁護士に無料相談はこちら

※無料相談の対象は人身事故のみです。
物損事故のご相談はお受けしておりません。

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

よくあるQ&A

交通事故の関連記事

示談のまとめ