交通事故の示談書が届くまでの期間はどのくらい?届くのが遅い理由は?

Q1.治療終了報告を保険会社にしてから示談書が届くまでの期間は?

事故の相手方が加入する任意保険会社が一括対応で治療費を支払ってくれている場合、病院から診断書や診療明細書を請求してから示談書を作成するので1ヶ月程度かかることが見込まれるでしょう。

Q2.交通事故の示談が成立してから示談書が届くまでの期間は?

事故の相手方が任意保険に加入している場合、保険会社との示談に合意してから数日で届くことが多いでしょう。示談に合意すると保険会社が示談の内容を反映した示談書を作成して送付するのですが、「免責証書」という名称で送られてくることになります。

示談が成立するまでの期間としては被害状況によって異なります。そもそも示談をはじめるためにはまず損害額を確定させる必要があります。怪我を負ったといっても、数週間で完治するものから、何年も治療をつづけても後遺障害が残ることになった、など怪我の程度はさまざまです。
交通事故による損害が確定した後でなければ示談をすることができません。

示談にまつわるさまざまな時期
時期
示談開始 交通事故の損害が確定してから
示談成立 示談の内容に合意したとき
示談書到着 示談成立から数日後

Q3.なぜ遅い?示談書の到着が遅れる理由とは?

遅れる理由はさまざまです。相手方が任意保険に加入している場合、示談書は保険会社の担当者が作成しているので、その担当者の多忙さや社内の手続きの滞りなどによって示談書の到着が遅れることが考えられます。ほかにも、保険会社が病院からの書類を届くのを待っていたり、相手方のサインを取っているところだったりして時間がかかっていることも考えられます。

Q4.示談書がなかなか届かず遅いと感じたらどうする?

保険会社の担当者に連絡を入れてみることをおすすめします。もし、いつ頃に送付するか事前に伝えられていたのに届かないのならば、状況を確認しても何ら不自然なことはありません。

担当者に、示談書の送付が遅れている理由や、送付できる時期の目安を確認してみましょう。

Q5.示談書が届いたら確認すべきことは?

話し合いのなかで合意した内容が間違いなく記載されているかを確認しましょう。

具体的には、
✔示談金として支払われるべき損害賠償の項目に漏れがないか
✔損害賠償の各項目の金額に間違いないか
といった点をよく確認するようにしてください。

示談書の内容を確認し、十分に納得したら、示談書に署名・捺印をします。示談後は追加の請求は基本的に認められないので、サインする前によく確認してください。示談書を相手方の保険会社に返送したら示談成立の流れとなります。

示談書の内容に納得できないなら弁護士に相談ください

交通事故の示談交渉では保険会社の都合のよい方向に話を進められてしまいがちです。適正な金額よりもかなり低い金額をはじめに提示されているということも多いです。交通事故の示談に関する知識がないと保険会社の言うまま示談に合意してしまいかねません。示談書の内容に納得できないのであれば、一度、弁護士に相談してみることをおすすめします。

こちらの窓口は、交通事故分野に注力する法律事務所が行う無料相談を受付中です。専属スタッフが順次、弁護士相談につないでくれるそうです。24時間365日、いつでも問い合わせ可能なので、ご都合のいいタイミングで利用することができます。
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物損事故のご相談はお受けしておりません。

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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