交通事故|加害者から連絡がない!対処法は?

Q1. 交通事故後、加害者から連絡がこない場合の対応は?

交通事故後、加害者から連絡がない場合は、
▼加害者が任意保険未加入→加害者に連絡をしてみる
▼加害者が任意保険に加入済み→加害者の任意保険会社に連絡してみる
という対応をとりましょう。

交通事故後のやり取りは、加害者が任意保険に入っていなければ加害者本人と、任意保険に入っていればその任意保険の担当者と行うことになるからです。

加害者が任意保険に入っているか、どの任意保険に入っているかを確認できていない場合は、加害者に連絡を取ってみてください。

Q2. 加害者の連絡先が分からない場合はどうする?

加害者の連絡先が分からない場合は、「交通事故証明書」を確認してみてください。加害者の連絡先が記載されている可能性が高いです。

交通事故証明書は、交通事故安全センターで発行してもらうことができます。

注意点

交通事故証明書は、事故を警察に届け出ていなければ作成してもらうことができません。事故を警察に届け出ることは道路交通法でも義務付けられていますので、必ず届け出をしましょう。

Q3. 「保険会社に対応を一任している」といって加害者から謝罪がない場合はどうする?

交通事故後、加害者側保険会社ばかりとやり取りをしていて、肝心の加害者本人が一切出てこない、直接の謝罪もないということに不満を覚える被害者の方は多いようです。

こうした場合、重ねて加害者本人からの謝罪を求めるという対応方法もありますが、それよりは謝罪がないことを理由に慰謝料の増額を狙う方が良いかもしれません。

加害者本人からの謝罪がない理由として考えられるのは、
▼加害者に謝罪の気持ちや誠意がないから
▼トラブルを避けるために保険会社が加害者に対し、被害者と直接やり取りをしないよう言っているから
ということです。

理由がどちらであっても、直接の謝罪を求めても答えてもらえる可能性は低いと思われます。また、繰り返し謝罪を求めることで加害者の態度がより頑なになり、示談交渉にも悪影響を及ぼす可能性があります。

それならば、謝罪がないということを理由にして慰謝料の増額を求める方が良いとも考えられます。

ただし、謝罪がないからと言って必ずしも慰謝料が増額されるとは限りません。

実際にどのような対応をとるのかは弁護士に状況を説明し、アドバイスをもらいながら判断してもらうのが一番です。

Q4. 加害者からの連絡がない場合は弁護士に相談するべき?

加害者からの連絡がなくてお困りの場合は、弁護士にご相談ください。

加害者側とのやり取りは、その後の示談交渉が上手くいくかどうかにも影響します。

交通事故にあわされた上に連絡もしてこないとなると強い怒りを感じるのももっともです。しかしその感情のまま加害者に迫っても、相手側との関係がより悪化し、かえって示談交渉が上手くいかなくなる可能性があるのです。

そのため、加害者とのやり取りは弁護士に任せた方が安心です。

また、加害者側から連絡がなかった、謝罪がなかったということは慰謝料増額につながる可能性もありますが、これも弁護士が交渉しなければ難しいと言わざるを得ません。

示談交渉に悪影響のないように、さらには示談交渉を有利に進められるようにうまく加害者側とやり取りするためには、専門知識と経験のある弁護士に相談するべきでしょう。

アトム法律事務所では、人身事故に関する無料相談を電話やLINEで受け付けています。費用をかけずに話を聞きたい方、場所を問わず相談したい方も気軽に利用できます。

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この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

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第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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