交通事故から示談までの期間はどれくらい?弁護士に示談交渉を任せれば期間は短縮できる?
今回は、交通事故から示談までの期間を調査してみました!
示談交渉というと長い時間がかかりそうな気がしますが、実際どれくらいの時間がかかるのでしょうか?
目次
交通事故の示談交渉にはどれくらいの期間がかかるの!?
示談交渉にかかる期間の考え方
交通事故の示談交渉を弁護士に依頼したいけど、期間が長引きそうで心配。あらかじめ示談交渉にどれくらいの期間がかかるかの目安を知りたい。そう考える被害者は多いようだ。
弁護士が交通事故の示談交渉を行う場合、知識や経験の豊富さ、相手保険会社の対応スピード、事案の複雑さなどに応じて示談交渉にかかる期間はさまざまだ。
弁護士による示談交渉の期間の目安を正確に知りたい場合には依頼する弁護士に直接相談してみるのが最も確実といえる。ただし、弁護士も実際に交渉をやってみないことには解決までの期間を見とおせないこともあることを覚えておきたい。
過失割合に争いがあるとき
物損事故などにおいて、当事者間で過失割合が争いになっていることがある。交差点での出会い頭の事故では、おたがいに一定の過失割合があることが多いためだ。
事故状況に関する証拠が乏しく、言いぶんも食い違っている場合には示談交渉は長期化しやすい。より深刻な場合には、示談交渉の範囲では合意できず、裁判をしてみないと解決しないこともある。
目安として、弁護士への委任から3か月経過しても示談がまとまらない場合には裁判に移行したほうが早期に解決できることもある。
損害額だけが問題となっているとき
人身事故などにおいて、損害額だけが問題となっている場合には、相手保険会社との間の金額の調整だけになるため、示談交渉の期間はそれほど長期化しない傾向にある。
受任から3か月以内には、実質的に示談金額を合意できる場合が多いだろう。その後、最終的な示談書の締結、示談金の振込みという手続まで完了するのは、そこから1か月程度かかるイメージだ。
まとめ表
示談の期間の確認方法 | 示談交渉を担当する弁護士に目安を確認してみる。 |
---|---|
過失割合に争いのある場合 | 3か月以上かかることも多い |
損害額だけが問題となる場合 | 3か月以内に合意できることが多い。 |
示談に長期間かかる事例にはどんなものがあるの!?
弁護士が受任して示談するまでに半年や1年以上の期間がかかる事例としては、たとえば以下のものがあげられる。
治療継続中に弁護士委任したとき
人身事故にあった場合には、入通院による治療が必要となる。治療の途中で弁護士に示談交渉を依頼したときには、そもそも治療が終了しないことには損害額の総額がきまらない。
骨折や脳損傷などの重いケガを治療するためには、半年から1年以上の治療期間が必要になることも多い。「示談交渉にかかる期間」>「治療期間」という構図が成り立つことになる。
治療継続中に弁護士に委任した場合には、まずはケガの治療に専念することを最優先に考えなければならない。
後遺障害等級を争いたいとき
相手保険会社から通知を受けた後遺障害等級に納得いかないことが理由で弁護士に示談交渉を依頼すると、示談にかかる期間は長期化する可能性が高い。
後遺障害の認定手続には、1か月~2か月程度の期間を要する。弁護士が後遺障害認定に対する異議申立ての手続をとるためには、事前準備として医師の診断書を入手する必要があるので、さらに準備期間をとる必要がある。
後遺障害の認定結果を覆す作業には時間と労力がかかり、1年以上もかかってようやく希望する後遺障害が認定されたという例もあるのだ。
加害者が任意保険に加入していないとき
交通事故の加害者が任意保険に加入していなければ、加害者本人以外からは自賠責保険から損害の一部が補償されるにすぎない。
重傷の人身事故において、加害者本人から自賠責保険の水準を超える損害賠償の支払いを受けたいときには交渉が難航することがほぼ確実だ。
加害者に資産がなければ、事実上損害の填補はあきらめざるを得ない。加害者から少しずつでも分割支払いを受ける場合にも、完済されるまでに長期間を要することになる。
交通事故の人身被害にあった際は、加害者が任意保険に加入しているかどうかをまっさきに確認しておきたいところだ。
まとめ表
期間の目安 | 期間が長引く理由 | |
---|---|---|
治療継続中のとき | 治療終了以降 | 治療がおわるまで損害額が確定しないため |
後遺障害等級に不満があるとき | 半年~1年以上かかることもある | 医師の診断書の準備や、後遺障害認定の審査に時間がかかるため |
加害者が任意保険にはいっていないとき | 分割支払いのときは完済まで10年以上を要する | 加害者本人に資力がないため |
なお、示談が成立せず、交通事故の裁判を行う流れになった場合は、解決までさらに長期間を要することになります。
交通事故の示談成立までの期間を早める方法は!?
示談を早める弁護士選びのポイント
示談にかかる期間を早められるかどうかは、依頼する弁護士によるスピード感によって変わる。交通事故以外に離婚、相続、労働事件などを幅広く手掛ける弁護士に依頼すると、ノウハウが乏しい分、示談成立までに時間がかかることが予想される。
できれば交通事故に特化した専門の弁護士に依頼したいところだ。年配の弁護士よりも若手の弁護士のほうが体力もあり、業務を進めるスピードが速い印象がある。
弁護士選びを誤ると、通常よりも数か月も示談成立までの期間がのびるという事態になり得る。できるだけ連絡がすぐにつきやすく、まめに報告してくれて依頼した内容をすぐに実行してもらえる弁護士を選ぶのがポイントだ。
交通事故を依頼する弁護士の探し方次第で、交通事故に詳しい弁護士に依頼できるかどうかは大きく変わってくる。
具体的には、実際に弁護士との面談相談を行ってみて、相談への対応内容や雰囲気から良い弁護士を見分けることになるだろう。
示談を早めるために自分なりにできることは?
弁護士選びに成功したとしても、自分自身でやるべきことをやらなければ早期解決は望めない。
交通事故の示談交渉には、診断書や休業損害証明書、交通費の領収証などたくさんの書類が必要になる。それらがなければ、弁護士が正確な損害額を計算することができないからだ。
それらの必要書類を集めるには、被害者自身の協力がどうしても必要になる。弁護士からの書類の依頼に対して、一つ一つきっちりと対応することが、示談成立までの期間を短縮する近道といえるのだ。
まとめ表
良い例 | 悪い例 | |
---|---|---|
弁護士選び | 交通事故に特化した若手の弁護士はスピード感がある | 対応の遅い弁護士に依頼するといつまでたっても解決しない |
自助努力 | 弁護士から依頼された内容をすぐに実行できる | 収集を依頼された書類をなかなか提出しない |
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まとめ
いかがでしたか?
この記事では、交通事故の示談にかかる期間についてお届けしました。
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交通事故の示談についてのQ&A
示談交渉にはどれくらいの期間がかかる?
弁護士が示談交渉を行う場合、知識や経験の豊富さ、事案の複雑さなどに応じて期間の長さは変わっていきます。過失割合に争いがあるときは、お互いの言い分が食い違っている場合が多いため長期化する傾向にありますが、3ヵ月程経ってもまとまらない場合は、裁判への移行をおすすめします。損害額だけが問題となっているときは、金額の調整のみなので、3ヵ月以内には合意できる場合が多いです。 示談交渉の期間ってどれくらい?
弁護士委任~示談成立までが長期化する場合とは?
弁護士委任~示談成立までが長期化する場合として、①治療に弁護士委任した場合②後遺障害等級の異議申立をする場合③加害者が任意保険未加入の場合があります。人身事故では、損害額が確定しないと示談を始められません。そのため、①や②の場合には、弁護士委任後すぐには示談を始められず、示談成立までの期間が長期化します。また、③加害者が任意保険未加入の場合は交渉が難航することが多く、示談が長期化しやすいです。 長期化する示談って?
早く示談成立させたい…どうすれば?
示談成立までの期間を早めるには、スピード感のある弁護士を選ぶことが大事になります。そのためには、示談を早めてくれる弁護士を選ぶのが鍵となります。交通事故の示談であれば、交通事故に特化した専門の弁護士に依頼するほうが良いです。また、弁護士の年齢は若いほうが体力があるので、実際に弁護士と面談を行ってみて、自分の目で良い弁護士かどうかを見分けてみましょう。 示談成立を早めるポイント
この記事の監修弁護士
岡野武志弁護士
アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階
第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。