バイク事故による怪我|脊髄損傷や脳挫傷で半身不随に!?その後遺症認定や慰謝料は…

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バイク事故による怪我|脊髄損傷や脳挫傷で半身不随に!?その後遺症認定や慰謝料は…

バイク事故に遭った場合…怪我なしという奇跡的なケースもあるかもしれませんが、ほとんどの場合で怪我をしてしまうことになるでしょう。

では、

  • バイク事故で怪我しやすい箇所とは?
  • 怪我部位が脊髄や頭部だった場合…脊髄損傷脳挫傷が原因で半身不随の後遺症が残ったらどうする?
  • 事故直後に幸い怪我がなかった場合の対応は?

事故に遭うだけでもパニックなのに、その後の対応などわからないことだらけでは、心身ともに疲れ切ってしまうはずです。

そこで今回このページでは、バイク事故による怪我でお悩みの方に向けて、

バイク事故で負いやすい怪我の内容や、怪我を負った場合の重症度による対応の違い

などについて一緒に勉強していきたいと思います。

なお、専門的な解説は、テレビや雑誌でお馴染みの岡野武志弁護士にお願いしています。

よろしくお願いします。

バイク事故の被害に遭われ、心身ともにお辛いこととお察し致します。

怪我の治療に加え、もしも後遺症が残ってしまえば、日常生活への影響も大きく、ご本人だけでなくご家族の方への負担も非常に大きいはずです。

今回はそのようにお悩みの方からの相談を受けてきた経験も踏まえ、具体的な事例も紹介しながら、わかりやすく解説していきたいと思います。

バイクは生身で走るものです。

よって、イメージとしては、自動車での事故よりも大きな怪我を負ってしまいそうです。

https://twitter.com/sorykn_/status/938618937222225920

最悪の場合、亡くなってしまう可能性も考えられますし、幸い命が助かったとしても脊髄や脳を損傷したことで、半身不随などの後遺症が残ってしまうことも考えられます。

そうなってしまった場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

ここから詳しく見ていきましょう。

バイク事故で怪我しやすい箇所|怪我の種類とは?

バイク事故で怪我しやすい箇所|怪我の種類とは?

自動車での事故の場合、むちうちになるという話をよく聞いたことがあるのではないかと思います。

では、バイクの場合はどうなのでしょうか。

怪我①足や腕

調べてみたところ、最も怪我をしやすい部位はとなるようです。

これは転倒時にまず手や肘、膝を着くことが多いからだと考えられますね。

また足に関しては、転倒時にバイクと地面の間に挟まれてしまうことも多いようです…。

足や腕に怪我を負った場合の症状や後遺症に関して詳しく知りたい場合は、こちらのページの「上肢・下肢」についてご覧になってみてください。

怪我②顎

続いて、意外に多いのが(あご)なのだそうです。

そもそも、頭は人間の体の中でも非常に重い部位なので、転倒時にぶつけやすいそうです。

ですが、バイクに乗る場合、ヘルメットをしていれば、多少の衝撃であれば守ってくれるでしょう。

顎部を負傷してしまうのは、多くがフルフェイスヘルメットを着用していない場合なのだそうです。

参考までに、最近では怪我の確率を示したヘルメットも販売されているようです。

このヘルメットの確率を見ても、確かに顎部分の怪我の割合が高くなっています。

少しでも怪我の度合いを下げるためにも、バイク走行時にはフルフェイスヘルメットが望ましいのではないかと思います。

怪我③脳挫傷や脊髄損傷などの重症

以上に加え、バイク事故では非常に重症の怪我を負いやすいイメージがあります。

例えば、脳挫傷脊髄損傷です。

上記のような重症を負った場合、最悪の場合は死亡してしまうかもしれません。

幸い一命をとりとめたとしても、意識不明状態が続いてしまうかもしれません。

もしもそうなってしまった場合については、こちらの記事もご覧になってみてください。

死亡
意識不明

また、本当に幸いなことに意識が回復したとしても、身体に重度の麻痺が残ってしまうことが考えられます。

特に、交通事故が原因で半身不随となってしまった方のうち、バイク事故によるケースが非常に多いそうなのです。

では、もしも半身不随の後遺症が残ってしまった場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

バイク事故による脊髄損傷、脳挫傷|半身不随の後遺症に対する等級認定や慰謝料は!?

バイク事故による脊髄損傷、脳挫傷|半身不随の後遺症に対する等級認定や慰謝料は!?

「半身不随」の後遺症とは

半身不随となってしまう原因としては、脊髄損傷や脳外傷(脳挫傷など)が考えられます。

どちらも、バイク事故で起こりやすい怪我でしたよね。

脊髄損傷と脳挫傷の後遺症の具体例
脊髄損傷 脳挫傷
・身体の麻痺 ・身体の麻痺
遷延性意識障害
視力障害
高次脳機能障害
外傷性てんかん

※ (参考)それぞれの症状について詳しく知りたい場合は、症状名をクリックしてみてください。

半身不随(片麻痺)

「半身不随」とは、身体の左右いずれか半分が麻痺し、思うように動かなくなることです。

片麻痺とも言うようです。

麻痺の種類

どの部分を損傷してしまったときに半身不随(片麻痺)となってしまうのかというと、脳の大脳皮質や内包、脳幹部から脊髄に至るまで多岐にわたるのだそうです。

脳挫傷脊髄損傷どちらでも起こってしまう可能性があります。

下半身不随(対麻痺)

一方、両足が動かなくなってしまう下半身不随となってしまう場合も考えられます。

下半身不随のことは、対麻痺とも言うようです。

両側の下肢が麻痺し、思うように動かなくなってしまうことになります。

特に、胸髄以下の脊髄を損傷してしまった場合に、起こることが多いそうです。

Thoracic vertebrae back4

2種類の麻痺について

不随とは身体が麻痺し、思うように動かなくなってしまうことですが、その麻痺にも種類があるようです。

痙性麻痺(けいせいまひ)

まず、筋肉がつっぱったまま動かなくなってしまう痙性麻痺という状態があります。

四肢領域にみられる運動麻痺のうち,脊髄前角からでる下位運動ニューロン・筋を支配する上位運動ニューロン(錐体路)レベルの障害で生じる運動麻痺である.麻痺部で筋トーヌスが亢進し,筋力低下や巧緻運動障害が生じる.このため,筋萎縮はないが,手の随意運動障害や下肢の歩行障害(痙性歩行)などをきたす.診察時,肘関節,膝関節などを受動的に屈曲伸展させると抵抗がみられ,特に屈伸の最初に強く感じる.折りたたみナイフ現象と呼ばれ,筋トーヌスの亢進状態で痙縮である.腱反射は亢進し,病的反射を伴う.時に,膝,足クローヌスをも伴う.前頭葉にある大脳運動野(Brodmann 4)から内包,中脳の大脳脚,橋底部,延髄錐体,交差して,脊髄側索と下降して脊髄前角に終了する錐体路のどのレベルの病変でも起こりうる.

筋肉を動かすにあたっては、動かす以外に、余計な動きをさせないように指令するGABAという物質が脊髄で働くことで、スムーズな動きが可能となっています。

しかし、そのバランスが崩れ、筋肉が過度に緊張したり、余計な筋肉が緊張したりしてしまうのが、痙性麻痺の原因です。

そのため、わずかな刺激でも筋肉に異常な力が入り、動きにくくなってしまうのです。

弛緩性麻痺(しかんせいまひ)

もう一つ、筋肉がぐにゃぐにゃになり動かなくなってしまう弛緩性麻痺という状態もあるそうです。

筋肉を支配するすべての末梢運動線維が機能しなくなれば,すべての随意収縮,筋のトーヌマや反射性運動はなくなり,筋肉は弛緩し,受動運動のままとなる状態.末梢神経の障害のみでなく,急性の重篤な脊髄病変,脳幹・大脳の急性皮質脊髄路障害でも一次的に脊髄の筋伸張反射が消失することがある.通常の状態ではある程度の興奮性刺激が脊髄運動ニューロンに到達し,その反射運動を保っている下行性出力がこれらの病変により途絶えたためにみられる.脊髄病変では一次性の弛緩性対麻痺を脊髄ショックと呼ぶ.

弛緩性麻痺の場合は痙性麻痺とは逆に、筋伸張反射を働かせる信号が筋肉に伝わらなくなってしまうため、筋が収縮できずに動かすことができなくなってしまうものです。

筋への刺激が消失してしまうため、筋は明確に萎縮してしまいます。

よって、下半身が弛緩性麻痺となってしまったような場合には、車椅子を使うしかありません。

一方、痙性麻痺の場合には、杖をつきながら歩くことは可能なことも多いようです。

【注目】半身不随に対する後遺症等級認定基準について解説

以上のように、バイク事故が原因で半身不随や下半身不随の後遺症が残ってしまった場合、そのことに対する補償を受け取るべきですよね!

ここからは、交通事故による半身不随に対する損害賠償に関して詳しく見ていきましょう。

麻痺に対する後遺症等級認定

その前に、バイク事故の後遺症に対する補償を受け取るためには、後遺症の等級認定を受ける必要があるそうなのです。

ここで、後遺症の等級は1級~14級まで定められており、等級ごとに認定基準が定められているということです。

残存する症状が重ければ重いほど、数字の低い等級に該当するとも聞きました。

では、半身不随や下半身麻痺ではどのような後遺症の等級が認定されるのでしょうか?

全廃に該当する高度の片麻痺(半身不随)の場合、最低でも2級1号が認定されます。

また、全廃に該当する高度の対麻痺(下半身麻痺)であれば、1級1号が認定されます。

さらに、中等度、軽度の場合には3級5級7級の認定の可能性があります。

半身不随・下半身不随に対する後遺症等級認定基準
11号(別表1
・高度の四肢麻痺
高度の対麻痺
高度の片麻痺で、食事・入浴・用便・更衣等に常時介護を要する
・中等度の四肢麻痺で、食事・入浴・用便・更衣等に常時介護を要する
中等度の対麻痺で、食事・入浴・用便・更衣等に常時介護を要する
21号(別表1
高度の片麻痺
・中等度の四肢麻痺
中等度の対麻痺で、食事・入浴・用便・更衣等に随時介護を要する
・軽度の四肢麻痺で、食事・入浴・用便・更衣等に随時介護を要する
33号(別表2
・軽度の四肢麻痺(21号に該当するものは除く)
中等度の対麻痺11号、21号に該当するものは除く)
52号(別表2
・高度の単麻痺
中等度の片麻痺
・軽度の四肢麻痺
軽度の対麻痺
74号(別表2
・中等度の単麻痺
軽度の片麻痺

ここで、「麻痺の程度」(高度・中等度・軽度)に関しては、厚生労働省の通達により、後遺症等級基準よりもさらに具体的な基準が定められているそうです。

厚生労働省の通達による「麻痺の程度」
麻痺の程度:高度
障害のある部位の運動性・支持性がほぼ失われ、その部位の基本動作ができない。
【具体例】
・完全硬直
・物を持ち上げられない
・歩けない
・その他上記のものに準ずる場合 など
麻痺の程度:中等度
障害のある部位の運動性・支持性が相当程度失われ、基本動作にかなりの制限がある。
【具体例】
・約500gの物を持ち上げられない
・字が書けない
・足の片方に障害が残り、杖や歩行具なしでは階段を上れない又は両足に障害が残り、杖や歩行具なしでは歩行が困難
麻痺の程度:軽度
障害のある部位の運動性・持続性が多少失われ、基本動作に制限がある。
【具体例】
・文字を書くことが困難
・足の片方に障害が残り、歩行速度が遅く、不安定又は両足に障害が残り、杖や歩行具なしでは階段を上れない

半身不随や下半身不随となってしまった場合、これまでと同じ生活を送ることは非常に難しいはずです。

適切な補償を受けるためには、適切な後遺症等級の認定を受ける必要があります。

後遺症の等級認定について、少しでも不安なことがある場合には、ぜひ弁護士などの専門家に相談してみてください!

半身不随の後遺症に対する「慰謝料」

では、半身不随の後遺症に対する慰謝料相場はどうなっているのでしょうか。

慰謝料の相場は、認定された等級に応じて、金額が決まっているということです。

その前に、慰謝料には3つの基準があるってご存知でしたか?

慰謝料増額に向けて知っておきたい基礎知識~3つの慰謝料相場の基準~

慰謝料には、

  • 自賠責保険に請求する場合
  • 任意保険会社が提示する場合
  • 弁護士が相手側や保険会社に請求する場合

の3つの基準が存在しているそうなのです。

自賠責基準

自賠責保険会社の慰謝料とは、自賠法に基づく省令により設定されているものです。

自賠法は、交通事故の被害者が最低限の補償を受けるためのものであり、その金額は低く設定されています。

任意保険基準

保険会社でも、任意保険会社による慰謝料基準も存在しています。

ただし、任意保険会社は営利企業のため、もちろん少ない金額で済ませたいと考えているハズですよね。

よって、自賠責の基準よりは高いものの、慰謝料の金額は少ないことが多いということです。

弁護士基準

保険会社の基準と比較して、最も高い基準となっているのが、裁判所や弁護士の基準です。

これは、裁判を行った場合や相手側と示談をする場合に用いられる基準のこと。

ただし、自分ひとりで裁判を起こし、相手側と争うのは、どう考えても難しいですよね…。

よって、高額の慰謝料を獲得するためには、弁護士に依頼をして示談や裁判を行うことが必要ということになるのです。

慰謝料金額の基準
自賠責基準 任意保険基準 弁護士基準
内容 交通事故被害者が最低限の補償を受けるためのもの 営利企業の保険会社が支払うもの 弁護士を付けて裁判や相手側との示談をする場合に用いられるもの
金額 金額は低め 自賠責基準よりは高いが、金額は低め 自賠責基準や任意保険基準よりも高い

では、それぞれの基準ごとの後遺症慰謝料の相場について、以下の表に示しました。

半身不随・下半身不随の場合の後遺症慰謝料※1
後遺症等級 自賠責基準※2 任意保険基準※3 弁護士基準
1 1100
1600
1300 2800
2 958
1163
1120 2370
3 829 950 1990
5 599 700 1400
7 409 500 1000

※1 単位:万円

※2 被扶養者がいる場合や要介護の場合には金額が異なるケースがある。

  ()内は要介護の場合の金額。

※3 旧任意保険支払基準による。

一目瞭然ですが、しっかりとした補償を受けるためには、弁護士基準での慰謝料を受け取るべきですよね。

ただし、被害者ご本人だけで保険会社と交渉しても、低い示談金しか提示してもらえないことがほとんどということです。

これは、入通院慰謝料についても同じことが言えるということです。

加害者が任意保険に入っている場合には、弁護士に依頼して交渉してもらうと、弁護士基準の慰謝料を回収できることがほとんどだということです。

弁護士基準の慰謝料を獲得するためにも、ぜひ弁護士に相談いただければと思います!

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ここまで読んで、自分の事故ではどれほどの慰謝料が受け取れるものなのか…。

今すぐに知りたいと思った方も多いのではないでしょうか。

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また、半身不随で受けられるより詳しい損害賠償や支援について知りたい場合は、こちらの記事もご覧になってみてください。

バイク事故で怪我なし…それでも病院に行くべき?その後の対応は!?

バイク事故で怪我なし…それでも病院に行くべき?その後の対応は!?

以上、非常に重症な後遺症が残った場合について見てきました。

一方で、バイク事故に遭っても、非常に幸いなことに怪我なしのケースもあるでしょう。

怪我をした場合と、対応はどのように違ってくるのでしょうか?

怪我なしの場合は物損事故!?その特徴とは

交通事故で怪我人がいない場合は、物損事故として処理されることがほとんどのようです。

物損事故の特徴

物損事故として処理した場合、以下のような特徴があります。

自賠責保険は適用されない

物損事故の場合、自賠責保険や、任意保険の対人賠償保険は使えません。

上記の保険は、人身事故のみに適用されるものになります。

対物損害賠償は使える

もし、事故の加害者が任意保険の対物賠償保険に加入している場合、その保険は使うことができます。

行政処分、刑事処分が軽い

また、物損事故で処理した場合、加害者側の行政処分(免許取り消しなど)が軽くなることが多いようです。

他に、刑事処分(罰金など)もなく、交通事故の行政処分の基準となる付加点数が付加されないこともあるそうです。

つまり、より充実した補償や、加害者の思い処分を望む場合には、人身事故として処理する必要があるということになりそうですね。

物損事故についてさらに詳しく知りたい場合には、こちらの記事もご覧になってみてください。

では、バイク事故直後に双方に怪我がなく、物損事故に該当するような場合、どのような対応をするのが適切なのでしょうか。

警察には連絡すべき?病院には行くべき!?

怪我なしでも警察を呼ぶべき

バイク事故にあってお互いに怪我が無かった場合、

ちょっと面倒だし、相手も悪い人ではないし、話し合いで穏便に済みそうだから警察は呼ばなくてもいいか…

そう思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どんなに小さな事故であったとしても、警察を呼ばなければ違法になってしまうってご存知でしたか!?

交通事故があつたときは、(略)当該車両等の運転者(略)は、(略)警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における(略)損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。

事故に遭遇した場合には、怪我人の有無に関わらず、必ず警察に連絡をするようにしてください!!

その後の対応を含め、事故直後の流れについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事もご覧になってみてください。

怪我なしでも病院にいくべき

また、バイク事故にあっても怪我が無かった場合、「病院に行った方が良いのだろうか」と迷うのではないかと思います。

答えとしては、「病院に行った方が良い」と言えるのではないかと思います。

というのも、突然、交通事故の被害に遭った場合、気が動転してしまう方がほとんどのはずです。

人間とは不思議なもので、そのような突然の事態で気が動転しているときには、痛みや怪我の症状などを感じないようです。

実際、交通事故に遭った場合、「後から痛みがやってくる」というのは結構有名な話のようですね。

また、頭部などに非常に重大な怪我を負っている場合でも、遅れて症状が出てくることもあるようなので、必ず病院を受診するようにしましょう!

さらに、物損事故として処理されている場合、自賠責保険や、任意保険の対人賠償保険は使えないという話でした。

つまり、

保険会社から、治療費や怪我に対する慰謝料などについて適切な補償を受け取れない

ことになってしまうのです。

怪我に対する適切な補償を受け取るためには、必ず病院を受診し、担当医師に診断書を作成してもらってください。

その場では怪我はないと思っていても、後から怪我が発覚するかもしれません。

その場合には、必ず病院を受診して、医師の診断書をもらってくださいね!

そうすることで、後から怪我が発覚した際にも、怪我の治療に対する補償を受け取ることが可能となります。

物損事故から「人身事故」への切り替えを忘れずに!

ところで、病院を受診したとして、事故から数日経ってから通院することになった場合、何か特別な手続きが必要なのでしょうか…。

そのような場合には、警察に人身事故への切り替え手続きを依頼する必要があります。

具体的には、事故を管轄(担当)している警察署に、病院からもらった診断書を持っていく必要があります。

後から怪我が発覚した場合、この人身事故への切り替え手続きを行わないと、

  • 原則、自賠責保険から治療費や慰謝料などを受け取れない
  • 実況見分調書が作成されず、事故状況(過失割合)につき争いが生じたときの証拠が得られない
  • 自賠責保険が使えても、軽微な事故とみなされて、治療の終了時期の判断や後遺症の認定で不利に働くことがある

といったリスクが残ってしまうそうです。

物損事故から人身事故に切り替える方法~警察と保険会社~

では、警察に診断書を提出して「人身事故に切り替える」ということでしたが、より具体的に見ていきましょう。

まずは病院に行き、診察を受けて、医師に診断書を書いてもらうんでしたよね。

そしてそれを警察署へ持って行き、物損事故から人身事故への切り替え申請を行います。

とはいえ、人身事故への切り替えは、事故から時間が経過すると、警察が積極的に応じてくれなくなることがあります。

人身事故への切り替え手続きは、事故後なるべく速やかに行う必要があるということを覚えておいてください。

事故後2~3日以内には病院に行き、すぐに警察に診断書を提出するのがベストということでした。

人身事故への切り替え手続き
人身事故に切り替えた場合 物損事故のままの場合
警察作成書類 実況見分調書 物件事故報告書
過失割合 争いが生じた場合の証拠が得られる 証拠が得られない
自賠責保険の適用 適切な補償を受けられる 適切な補償を受けられない可能性

通常、2~3日以内には痛みが出てくるはずですが、それ以上経ってから痛みが出たり、病院に行くタイミングがなく警察への切り替え申請が遅くなってしまったら…。

警察には人身事故への切り替えが認めてもらえない可能性があります。

もしそうなった場合、適切な補償を受けられなくなってしまうのでしょうか…。

そのような場合には、相手側の保険会社にだけでも人身事故として扱ってもらう必要があります。

相手側の保険会社に人身事故扱いにしてもらえれば、人身事故を前提とした賠償金を請求することが可能です。

保険会社に人身事故へ切り替えてもらうためには、相手の保険会社に対し、「人身事故証明書入手不能理由書」を提出する必要があります。

警察には人身事故に切り替えてもらえなくても、保険会社には人身事故と認めてもらえることもあるのですね!

「人身事故証明書入手不能理由書」とは、「人身事故」と記載してある事故証明書を提出できないことを説明する書類です。

保険会社に書式があるそうなので、送ってもらって理由などを書き込み、提出しましょう。

これが受け付けられれば、怪我の治療に対する補償や、もしも後遺症が残ってしまった場合でも、後遺症に対する補償を受けられる可能性が出てくるんですね。

とはいえ、そもそもバイク事故の被害にあった場合、1つも怪我を負わないことは稀な気もします。

直後には自覚症状がなくても、やはり必ず病院を受診するようにしてください!

そのうえで、事故対応や流れについて不安なことがある場合は、弁護士などの専門家に相談してみてくださいね。

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以上、バイク事故による怪我で重度の後遺症を負ってしまった場合や、怪我なしの場合の対応について理解を深めていただけたでしょうか。

しっかりとした補償を受け取るためには、「弁護士に相談した方が良いかも…」と思われた方もいらっしゃるはずです。

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最後に一言アドバイス

それでは、最後になりますが、バイク事故による怪我に関してお悩みの方に一言アドバイスをお願いします!

バイク事故に遭われ、怪我の治療や後遺症、さらに保険会社との交渉で辛い思いをされていることと思います。

そんなときは、迷わず弁護士に相談することをお勧めします。

なぜなら、辛い思いをした分、適正な金額の補償を受けるべきだからです。

しかし、保険会社から示談金を提示され、書類にサインしてしまうと、あらためて慰謝料などを請求することは極めて困難になります。

そうなる前に、ぜひ弁護士無料相談を活用してみてください。

面倒な手続きや交渉などのお力にもなれるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後までお読みいただけた方には、

  • バイク事故で怪我しやすい箇所
  • 脊髄損傷脳挫傷が原因で半身不随の後遺症が残った場合の等級認定慰謝料の相場
  • バイク事故で怪我なしだった場合の対応

などについて、理解を深めていただけたのではないかと思います。

また、保険会社との交渉については、弁護士に相談した方が良いと感じた方もいらっしゃるでしょう。

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そうではなく、やっぱり直接会って話がしたいという場合は、全国弁護士検索を使って弁護士を探してみてください。

また、このホームページでは、交通事故の後遺症に関するその他関連記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください!

バイク事故による怪我のQ&A

バイク事故で怪我しやすい箇所や怪我の種類とは?

バイク事故で怪我をしやすい体の部位は足や腕です。バイク転倒時に地面に手をついたり、バイクと地面との間に足が挟まれたりするので手足の怪我につながっています。次点はアゴです。人間の頭は体の中でも重い部位なので、転倒時にアゴをぶつけやすいそうです。また、脳挫傷や脊髄損傷など重症の怪我を負ってしまい、死亡や半身不随などにつながってしまうケースもあります。 バイク事故で怪我しやすい箇所や怪我の種類

半身不随の後遺症に対する等級認定や慰謝料は?

高度の片麻痺(半身不随)は最低でも2級1号認定、高度の対麻痺(下半身麻痺)は1級1号が認定されます。慰謝料は等級に応じて目安が設定されています。さらに、慰謝料算定には3つの基準:①自賠責基準②任意保険基準③弁護士基準があります。例えば後遺障害3級の慰謝料は、弁護士基準:1900万円、任意保険基準:1120万円、自賠責保険の基準:829万円とが相場です。弁護士基準で算定する時に最も高くなります。 後遺症等級認定基準と慰謝料

バイク事故で怪我がなかった時の対応は?

①怪我人の有無に関わらず、必ず警察に連絡するようにしてください。どんなに小さな事故であったとしても、警察を呼ばなければ違法になってしまうため注意が必要です。②必ず病院で検査してもらってください。遅れて症状が出てくることもあります。また、保険会社の補償を受け取るときや人身事故への切り替えの手続きを行う際には、医師の診断書が必要です。 バイク事故で怪我がなかった時の適切な対応

この記事の監修弁護士

岡野武志弁護士

アトム法律事務所弁護士法人
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル9階

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。

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